ライト・電装系のチェック

バイクの維持において、エンジン以上に厄介なトラブルの種となるのが「電装系」です。

エンジンからのオイル漏れといったトラブルであれば、経年による劣化で初期症状もあるため初期のうちに改善できますが、電装系は前触れなく「突然死」を起こす原因となっています。

今回はそんな厄介者である電装系トラブルについて解説します。

査定前には最低限チェック!ヘッドライト&ランプ類の不具合編

ヘッドライト・ウィンカー・ポジションランプなどをはじめとする灯火器類は、道路交通法で定められたオートバイ・自動車の必須の「保安装備」です。これらに不具合がある場合、車検が必要な251cc以上のバイクであれば車検を通すことができず、そのまま走行すると「整備不良」で手痛い罰金と反則切符が待っています。

これら保安装備が正常に作動していなければ、その他のコンディションがどんなに良くても売り物にすることはできないため、中古バイク買取業者は必ずここをチェックしてきます。そのため、どんなに忙しくても買取査定前にはヘッドライト・ウィンカー・ポジションランプ等のランプ類は必ず動作チェックしておきましょう。

もっとも一般的なトラブルはバルブ切れ(電球切れ)で、これはドライバーと交換用バルブを用意するだけで簡単に対応が可能です。ハロゲンバルブであればパーツ代としては微々たるものですので、面倒くさがらずに交換して減額ポイントを減らすようにしておきましょう。

消耗しきっていれば取り外して持ち込み充電!バッテリーの不具合編

エンジン始動のトラブルでもっとも多い原因のひとつとして、「バッテリーの消耗」によるものを挙げることができます。

これは何らかの事情でバッテリーが放電気しつくしてしまい、セルスターターやランプ類などを作動させるだけの電力がないことが殆どです。稀にバッテリー自体の破損による液漏れなどもありますが、基本的に対処方法はバッテリーの再充電。

車種によってバッテリーの取り付け位置も変わりますが、比較的脱着の簡単な箇所に内臓されていることが多く、ドライバー一本と軍手があれば簡単に取り外すことが可能です。今日現在はAmazonなどで簡易充電器も安価で販売されていますが、確実なのは「自分でバッテリーを取り外した上でバイクショップなどに持ち込み充電する」ことです。

そのままバイクを持ち込めば工賃などを加算されてしまいますが、持ち込みであれば1,000円程度で済むことが大半のため、バッテリーの充電を依頼してその他の準備を進めておきましょう。

また、バッテリーには正しい取り外し・取り付け手順というものがあります。イグニッションをオフにした後、必ず「マイナス端子を外してから
プラス端子を外し」、取り付け時はその逆に「プラス端子を取り付けてからマイナス端子の取り付け」を行ってください。そうでなかった場合は車体や体に接触してショートしてしまったり、バッテリー液などでケガしてしまう恐れもあります。

正しい手順を守り、しっかりと事前準備を行いましょう。

ショートを起こしていないかチェック!コネクタ類の不具合編

電装系の不具合原因トップ3に入るのは、配線類コネクタ部分の延焼(ショート)です。

よくある原因としては経年劣化や走行時の振動・摩擦などで接続箇所の「接続抵抗増加」により、通電時に熱でショートしてしまうというもの。特にこのコネクタなどの電装系トラブルは特定が難しい箇所であるため、バイク買取業者も電装系トラブルを非常に嫌がる傾向にあります。

配線をひとつひとつチェックしていくことは非常に手間がかかりますが、電装系の不良箇所特定だけでも減額率を抑えるポイントとなります。時間的余裕があれば交換で対処することが望ましいトラブルですが、どうしても時間がなければ複数の買取業者に査定の相談を行い、減額率の低い業者を探してみるのも有効です。

電装系も出来る限りチェックすることが高額査定をモノにするポイントです!

以上、バイク買取における電装系について解説しました。いかがでしたか?

保安装備やセルスターターなど、バイクを走らせる上で欠かせない重要項目のひとつだけに、こうした電装系のトラブルはなるべく対処しておきたいポイントでもあります。特にヘッドライトなどの「バルブ交換」や「バッテリーの充電」といった対処方法はメカに弱い女性でも簡単に実行できるハードルが低いメンテナンス方法です。

ツーリング先で愛車のエンジンがかからなくなってしまう「突然死」や長期保管によってセルが回らなくなってしまった場合など、起こりえるトラブルは多数あります。そうしたトラブルの芽を事前に摘み取り、起こってしまった場合の適切な対処方法を覚えておくことは決して損することではありません。

このような「自分でできるメンテナンス」を実施しているオーナーの所有するバイクは、バイク買取業者の評価も総じて高めとなります。

手間を惜しまず、短い時間でも可能なものから実践し、高額買取実現のためベストを尽くしましょう。

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