古くなって凝固したステッカーを上手に剥がして愛車を綺麗に!
オールペンほどの労力を必要とせず、ワンタッチで雰囲気を変えられるデカール(ステッカー)は、もっとも手軽なバイクのドレスアップ方法です。
しかし、そのステッカーが劣化してきたりイメチェンを図りたくなった場合、凝固してしまったステッカーを剥がすのは一苦労ですよね。
春夏秋冬、あらゆる気象条件に備えるため、「剥がれないこと」を前提に作られているステッカーは、軽く擦った程度では完璧に剥がすことはできません。
ステッカー自体を剥がすことはできたとしても、接着面の跡はバイクの車体に残って外観を損ねてしまうため、買取査定の際にもマイナス評価材料になってしまいます。
今回は、一度貼り付けたステッカーを上手に除去するための処理方法について解説します。
身近なアイテムを使ってステッカーを綺麗に剥がそう!
ステッカーというものは、時間が経って乾燥してくると凝固になり、手触り自体がかなり強固なものに変化します。これは雨や風、雪などによって剥がれ落ちることを防ぐために仕方がないことですが、剥がしたい時には本当に困りますよね。
年季が入ったステッカーは、力ずくで剥がそうとするとバリバリ破れてしまう上、接着面の跡がまだらに残ってしまいバイクの外観を大きく損ねてしまいます。
力技でステッカーを剥がすことは非常に面倒ですが、実は私たちの身近にあるものを上手に使えば、ステッカーの痕跡を残さず剥がしきることが可能なのです。
これから紹介する方法は日常的に使っているものばかりで、新しく道具を買いに行く必要は全くありません!
これらを使って気軽にチャレンジしてみましょう。
1、お湯を使ってステッカーを柔らかい状態に戻す
ステッカーは紙由来の素材を使用して作られていることが殆どなので、温度が下がると凝固し、逆に上げると柔らかくなるという特性があります。
この特性を利用して温めることによって「、ステッカーと接着部が柔らかくなり、人力でも簡単に剥がせるようになります。
あなたの身近にあるケトル(やかん)や電気ポットを利用し、沸騰しきらない程度のぬるいお湯を用意して少しずつかけていきましょう。
作業方法はステッカーの端に少しずつお湯をかけ流し、1分ほど続けた頃合を見計らって爪で端を浮き上がらせてみるだけです。
ステッカーの温度が上がって完全に柔らかくなっていれば、抵抗なく端の方がめくれるので、そこにまたお湯をかけて続けて少しずつ剥がしていきます。
何度かお湯を沸かす手間はかかりますが、ヘラやカッターを使用しないためバイクをキズつける恐れがなく安心して処理できる方法のひとつです。
2、じっくりドライヤーを当てながら剥がす
1と同様の理屈で便利なやり方がドライヤーを利用した方法です。
ドライヤーを出力させるコンセントが届く範囲での作業となりますが、均等に温風をあてることで裏面の接着部まで一気に軟化させることができます。
ターボモードで一気に加熱した場合、FRPやプラスチック素材を傷めてしまう恐れがありますので、セットモードまたは遠めの位置から当てることでじっくり軟化させていきます。
10分ほどステッカー全体をまんべんなく温風に当て、指先に力をいれてステッカーを横方向へずらしてみてください。
むにゅっとした手応えと共にステッカーがずれ始めれば良いタイミングです。そのまま端をつまんでゆっくりと剥がしていきましょう。
3、頑固に残った糊は灯油を使って落とそう
貼り付け後、それほど月日が経っていないステッカーであればここまでで十分処理することができますが、接着剤や糊の跡がべったり残ってしまう場合も少なからずあります。
その場合おすすめなのが、灯油を使用して落とす方法です。灯油は引火しやすいため、使用前にまずは火が起こるものがないか確認をしてください。
そして、キッチンペーパーやティッシュ数枚に灯油を適量つけ、それをステッカー跡に付けたまま10分ほど放置します。
放置後はウエスや古タオルなどに灯油を少量つけたものを用意し、軽く力を入れながらこすってください。塗装・金属面を傷めることなく糊や接着剤を除去することができます。
目の粗いタワシなどを使用する方法もありますが、一気に落とせる代わりに擦った箇所にそれと分かるダメージが残ってしまうので、愛車を傷つけないためにも根気よくこの手順を繰り返して、ソフトに処理しましょう。
それでも頑固に落ちない糊跡は古い歯ブラシに灯油をつけて擦るとさっぱり落とすこともできますが、繰り返し擦り過ぎるとカウリングなどの柔らかいパーツを傷めてしまうので、なるべく時間をかけて根気よく処理しましょう。
ステッカーの処理が終わったら洗車で磨き上げる
以上が家で簡単にできるステッカーの剥がし方ですが、ステッカーを除去したあとは多少なりとも跡は目立つものです。
これはステッカーを貼り付けていた面積が外気から保護されていたことによるもので、排気ガスなどで汚れた箇所との差がとても目立つ状態になってしまうからです。
揮発性が高い灯油は一定以上の時間が経過すれば、引火の心配はないですが、万が一を考えて水で洗い流しておくのが良いでしょう。
微量に残った糊などをしっかり落としきることも含め、バイク用シャンプーまたは中性洗剤を使用し、愛車をしっかり洗車しておきましょう。
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