バイクの免許の種類

これから乗られる方は必見!バイク免許の種類と取得可能条件を知っておこう!

トム・クルーズの出世作である映画「トップガン」に登場したカワサキ・GPZ900Rや、2017年春に公開された映画「GHOST IN THE SHELL」に登場したホンダ・NM-04など、バイクの持つ格好良さと爽快性に惹かれて乗ってみたい!と思われた方は少なくないかと思われます。

実際にバイクの免許を取ってみたくなったけど、どの種類の免許を取ればいいのかよく分からない、また何歳から取れるのか分かりづらいという方はおられませんか?

今回は、これから二輪免許にチャレンジされる方を対象とした「バイクの免許の種類」及び「免許を取得するための資格・条件」について解説させて頂きたいと思います。

現在の二輪免許は合計7種類!あなたに適した免許からチャレンジしていこう!

バイクに乗るためには、そのバイクの排気量に対応する二輪免許の取得が必須条件となります。

現在の日本では、排気量50cc以下のバイクに限って運転が許される「原付免許」、125ccまでの原付1種・2種を対象とした「小型二輪免許」、400ccまでのバイクを対象とした「普通二輪免許」、401cc以上のバイクを対象とした「大型二輪免許」に大別されております。

このうち、原付免許以外ではシフト操作が不要なスクーターモデル限定の「AT限定免許」という区分があり、それらを合計して7種類の免許が設定されています。二輪免許は完全に上位互換システムとなっており、普通二輪免許を取得している方であれば、50ccの原付スクーターでも400ccのネイキッドでも自由に乗ることができます。

ただし、以前は「自動二輪免許中型限定」といった形で区分されていた時代とは異なり、小型二輪免許を持っているからと排気量126cc以上のバイクに乗った場合、「条件違反(反則点数2点)」ではなく「無免許運転(反則点数25)」格段に重いペナルティを課せられるため、くれぐれもご注意ください。

原付免許は最短当日取得が可能なもっともお手軽な二輪免許

7種類ある二輪免許のうち、もっとも取得ハードルが低いとされているのが16才以上の方が取得できる「原付免許」です。こちらは視力・聴力・身体能力などの簡単な適正試験を受け、問題なければ学科試験を受けて正答率90%以上であれば実技講習を経て終了となります。

所得期間は最短当日と非常に短いことから、高校生や若い女性が通勤・通学の手段として取得することも多い免許だと言えます。

普通自動車免許以上の自動車免許を取得している場合、特例措置として50cc以下の原付バイクに乗ることが認められておりますので、対象者の方はわざわざ取得する必要はありません。

ただし、原付バイクの場合は法定速度がわずか30kmという厳しい制限がある上、二人乗り不可という点や指定交差点での二段階右折義務などが生じるため、それを狙った取締りに遭いやすいという弱点も。

通勤・通学の足に最適な小型限定普通二輪免許・AT小型限定普通二輪免許

50cc以下の原付1種バイク、51~125ccまでの原付2種バイクの運転が許されるのが、「小型二輪免許」。

こちらは法定速度が60kmと自動車と同じレベルまで引き上げられ、二人乗り可能である点や二段階右折不要という緩和条件があるため、都心部の通勤渋滞を物ともしない利便性で人気があります。その代わり高速道路を利用することはできず、基本的には一般道路のみ走ることができると考えてください(一部有料道路は走行可能)。

車体が小さい分教習課程での操作が容易なため、取得までのハードルが非常に低いこと・小型二輪免許を取得していれば大型二輪免許での学科が免除されることもあり、飛び越しで大型二輪免許を狙う方の教習も増えております。

選べる車種が大幅に増加する普通二輪免許・AT限定普通二輪免許

126~250ccまでの「軽二輪」、251~400ccまでの「小型二輪」区分のバイクに乗るには、「普通二輪免許」が必要となります。満16才の段階で取得できるのはこの普通二輪が上限となるため、高校生が教習を受ける率が非常に高いとされております。

基本的にすることは小型二輪免許と変わらないのですが、車格がよくなることで腕力・慣れといった要素が求められるため、自然と検定でのチェックも厳しく見られるようになり、体格・腕力に自信のない方は小型二輪免許からのステップアップを目指すのがセオリーだとされています。

二輪教習課程を設けている自動車教習所であれば、普通二輪免許までは間違いなくコース設定されていますので、年齢に見合った体格・腕力を有しているという自負がある方は、いきなりこちらの普通二輪免許からチャレンジしてみるといいでしょう。

ハーレーやBMWに乗りたいなら大型二輪免許・AT限定大型二輪免許

排気量401cc以上のバイクに乗るためには、現行免許制度で最上位に位置する「大型二輪免許」の取得が必要となります。

こちらは満18才が取得資格となっており、肉体的な成熟が必須条件に盛り込まれているため、取得難易度は普通二輪以下と比べても格段に高いとされております。

大排気量のエンジンを載せるのに見合った作りのバイクを扱うため、必然的に技能講習・検定範囲が広く設定されますので、無免許からの一発試験での取得は極めて困難。

その分、普通自動車免許や小型二輪免許以上の免許資格を有している場合、教習課程や学科試験が免除されるなど優遇措置も多く、小型・普通二輪免許からのステップアップで取得するのがセオリーとされています。

二輪免許の取得資格は16歳から!大型二輪は18歳以上が取得資格となります

2017年の現時点では、原付・小型二輪・普通二輪免許(各AT限定含む)の5種類であれば満16歳から取得が可能になっております。401ccを越える大型二輪免許・AT限定大型二輪免許の場合は、体格や技量といった問題を考慮した上で18歳からの取得とされております。

基本的には自動車教習所で身体能力などの適性チェックを受け、問題なければそのまま入校→教習→卒業検定といった流れで取得するのが一般的。

それ以外には「飛び込み免許」、「一発免許」、「ダイレクト受験」とも呼ばれる一発試験に挑戦するという選択肢もありますが、技能試験で脱落することが多いためバイクに乗られたことがない方には正直言っておすすめできません。また、自動車などと同様に視力が両眼0.7以上、片眼ではそれぞれ0.3以上が必要となります。

片眼の視力が0.3以下であったとしても、もう片方の視野が左右150度以上で視力が0.7あるのであれば問題なく取得可能です。もちろん眼鏡・コンタクトレンズも利用可能ですので、不安な方はメガネショップなどで現在のご自身の視力を測っておかれることをおすすめいたします。

ビッグスクーターの乗るだけならAT限定の方がお得!実はそれNGです!

ここまでが現行の二輪免許の種類と取得資格になりますが、乗りたいバイクがビッグスクーターの場合は「AT限定免許」という選択肢があります。

このAT限定免許の場合、ミッション操作を必要としないため教習課程も少なく、期間・費用的な面でも恩恵はあるのですが、実はバイクのAT限定免許はMT車に比べ卒検での不合格率が非常に高くなっております。

その理由となっているのが、「ニーグリップによる車体をホールドすることができない」というスクータータイプ特有の問題。

一本橋やスラロームなど、車体を安定させることが求められるシーンでは、こうした車体をホールドすることができない構造はかなりのハンデを背負うことになり、結果として不合格判定が出されやすくなってしまいます。

検定で不合格とされてしまった場合、再度技能講習と検定の時間及び費用を支払うことになりますので、「ビッグスクーターしか乗らないから」とAT限定免許を受講するよりは、却ってMT車を含む教習課程を選択した方が安心だと言えます。

普通・大型二輪免許に挑戦する方は取得済みの免許と合わせて計画的に!

二輪免許の取得に関する解説は以上となりますが、日本の免許制度では普通自動車免許を所有している方の場合、学科試験の免除など様々な優遇措置が講じられております。

こちらは教習費用などの面でも如実に現れており、原付免許または運転免許未取得者の場合と比べ、教習費用で8~10万円ほど(普通二輪免許の場合)の大きな差があります。

技能教習に関してはさすがに免除とはいきませんが、それでも教習期間の短縮など恩恵が大きく、取得する上で無視できない優遇措置です。

また、小型二輪免許であってもこれは有効で、小型二輪免許さえ取得してしまえば普通二輪・大型二輪免許の教習課程で学科講習及び学科試験が免除となりますので、時間的に焦る必要がない方であればこちらの取得から始めるのが手堅く無難です。

あなたご自身の体格や技量、時間・諸費用といった様々な要素を検討し、取得計画を綿密に立てることが二輪免許取得を達成するためのキーポイントだと言えるでしょう。

バイクを高く売りたい時は
無料一括査定がオススメ

私がSR400をバイク比較.comを利用して一括査定を申し込んだ時は、最初に一番高い金額を提示してくれた業者の価格よりも、40,000円も高い金額で成約となりました。バイク比較.comは利用者数50万人以上・59社と提携する日本で一番利用されている一括査定サイトで、29秒で高額査定会社を見つけてくれます。

>> バイク比較.comの一括査定

実績No.1に依頼したい時は
「バイク王」がオススメ

バイク王は日本で最も多いバイク買取実績を持つリーディングカンパニーです。どんなバイクでも24時間365日買取可能、50~125ccの値段が低くなりやすいバイクも積極的に買い取ってくれます。 出張査定も無料で対応してくれます。 > > バイク王の買取査定