キャンペーンなどを利用してお得に乗り換え！大手バイクショップに買取を依頼するには？
日本全国にチェーン展開をしている「レッドバロン」など、大手バイクショップは春先などにお得な乗り換えキャンペーンなどを実施していることが多く、普通二輪免許から大型二輪免許へのステップアップ支援キャンペーンなどを実施していることがあります。
買取金額の大きな上積みは期待できませんが、キャンペーンの内容次第では非常にお得にバイクを乗り換えることもでき、状況によっては有力な売却先候補になりえる選択肢だと言えます。
今回は、「大手バイクショップで愛車を売却するまでの流れ」と、上手に利用するためのポイントについて解説させて頂きたいと思います。
大手バイクショップも基本は小規模ショップと同じ！ただし事前確認は必須です！
大手バイクショップに買取を依頼する場合も、基本的には個人経営の小規模ショップと流れは変わりません。
ただし、大手バイクショップは定期的に買取・乗り換えキャンペーンを実施しているため、手当たり次第に問い合わせするのではなく、事前にキャンペーンなどの有無を調べて候補先を絞り込んだ上で相談するのがセオリーだと言えます。
もしあなたがお近くの大手バイクショップに査定を申し込もうと考えておられるならば、店頭持ち込みの前に一度電話で事前相談をされることをおすすめいたします。
管理人のおすすめ売却手順は、具体的には以下の通りです。
ステップ1・問い合わせをして査定方法の確認をしてみよう！
大手バイクショップも店頭への持ち込み査定が基本ですが、最近では買取専門業者との競争もあるため、出張査定対応店が増えてきております。
レッドバロンと比べると数は少なめですが、「バイカーズステーションSOX」などはその典型的な例で、現行最新モデルであれば買取専門業者に匹敵する買取強化車種もあり魅力的です。まずはあなたが売却を検討している大手ショップに電話をかけ、出張査定が可能なのか相談してみましょう。
この時に現在の買取強化車種、キャンペーンの内容なども合わせて聞いておくとよりGOOD。電話で根掘り葉掘り聞くのは面倒だなぁ…、と考えてしまいがちですが、実はバイクショップ側にも同じことが言えます。
大手ショップとしては電話応対よりも店頭での対応業務に本腰を入れている傾向があるため、電話でもしっかりと情報開示をしてくれるところは誠実でしっかりとした対応をしてくれる期待度が高まります。
直接店舗持ち込みをしたまではよかったものの、査定スタッフに横柄な態度を取られて不快になった、キャンペーン適用の合言葉を知らなくて適用外にされてしまったなど、大手バイクショップでの残念な体験談は意外に耳にしますので、ここは少しだけ我慢して候補先の見極めを行いましょう。
ステップ2・査定方法の確認後はご希望の査定方法を申し出よう！支払い方法も合わせて確認！
電話で査定方法・キャンペーンの有無などを確認した後は、あなたが希望する査定方法を申し出し、査定日時を予約しておきましょう。
出張査定対応ショップの中でも、店頭持ち込み時に買取ボーナスが付くショップもありますので、あなたの状況に応じてもっとも有利に取引できそうな方法を選ばれることをおすすめいたします。
店頭持ち込みで車両を引き渡した後の交通手段が心配になる方は、この時に成約後の帰りの交通手段についても相談しておきましょう。
大手ショップであれば、スタッフが一人抜けても代わりのスタッフがいることが大半であるため、成約時には最寄りの駅・バス停まで送ってくれることも多く安心です。
大手の場合は小規模ショップと違い、査定を担当するスタッフが明確に決まっているので洗車なしでも詳細にチェックしてくれますが、愛車の評価は高いに越したことはありません。
査定前には洗車して不具合の有無をセルフチェックし、少しでもよい評価を引き出せるよう事前準備をしておくことをおすすめいたします。
ステップ3・予約した日時に査定を受けよう！気になる点は逐一質問を！
査定当日は車両を査定スタッフに見てもらい、あなたの愛車のコンディションをしっかりチェックしてもらいましょう。
店頭で多くのバイクを見てきている査定スタッフが担当しますので、ある程度はお任せの形でOKなのですが、ここで展示車両などを見にいくのはちょっと待ってください。
査定スタッフがある箇所で首をかしげたり、違和感を抱いている様子が見えた場合はこちらから「どうしました？」と声かけしていきましょう。
これは結構大事なポイントで、なまじ経験豊富な査定スタッフは（多分こうなんだろうな…）と、自己解釈のままで査定を進めることも珍しくないからです。口下手な方や人付き合いが苦手な方にとって、自分から動くことは億劫になってしまいがちですが、逐一確認していくことは愛車の査定では非常に効果的です。
査定スタッフが疑問に思ったことに対し、オーナーであるあなたがしっかり回答することで、疑念を解消し愛車を正統に評価してもらうための補助材料になります。
大手バイクショップも接客マナー講習などを実施してはいるものの、やはり店舗によるスタッフの質の違いは大きいため、なるべく不確定要素を排除していく工夫が必要な点を理解しておきましょう。
整備知識・説明に自信がない方であれば、スマホの録音機能をオンにして会話内容を録音しておくのも場合によっては有効です。
ステップ4・査定が終了したら減額ポイントをしっかり聞いて提示金額で判断！
ステップ3で説明させて頂いたように、査定スタッフの疑問点に回答して疑念を解消し、現車査定の完了を見届けたら後は査定評価額を確認しましょう。
査定時に会話することにより、減額ポイントとなっている箇所を納得がいくように説明してくれるところが殆どですが、最終的な評価額が妥当であるかどうかはまた別の話です。
「当店の基準では…」という前置きつきでの説明となることが予想されますが、納得がいかない箇所についてはとにかく食い下がりましょう。
実はこの食い下がりというのは、大手ショップにとっては他のお客からの視線も集める厳しい行動のひとつで、つっけんどんな対応が出来ない弱点となっております。
価格交渉もこの時に合わせて行うのが大手ショップでのセオリーで、希望金額などを伝えて出来る限り粘る姿勢を見せながら交渉を行いましょう。
最初のうちは「うちもチェーン店なので…」とやんわり交渉を拒否する姿勢を見せてきますが、こちらも柔らかく交渉していけば店長などより権限の強い責任者を交えての商談に持ち込むことができます。
微妙にキャンペーン適用金額に満たない、希望価格に若干満たないといったレベルの提示金額であれば、責任者の「鶴の一言」で上乗せが期待できますので、そのあたりを見極めつつ判断していきましょう。
ステップ5・最終提示金額に納得がいけば商談成立！
価格交渉などを行い、最終的な金額に納得がいった場合はその場で愛車を引き渡し、商談成立となります。
契約書の内容を確認して必要書類を手渡し、売買契約を締結していきます。
大手バイクショップの場合も小規模ショップと同様、自賠責保険の解約金についてしっかり取り決めをしておきましょう。
自賠責保険は自分で手続を…というところも多いのですが、中には何も言われなければ…という質の悪い店舗もあるため、この辺りは最後まで気を抜かずに進めてください。
また、ステップ1で事前確認したように、支払い方法・支払い日時の金額も重要なポイントのひとつです。
知名度が高い大手ショップの場合、信用にかかわる支払いを不履行にすることは考え難いのですが、取引の記録を残すために後日指定金融機関口座への振込みというところも多々あります。支払い日に関して、「いつまでに振込みをお願いしたい」と明確に希望日を伝え、間違いのない取引ができるように心がけてください。
買取専門業者よりも念押しの度合いが強くなる傾向にありますが、（店舗を構えている大手だから大丈夫…）という油断は、後々足元をすくわれる材料になることも。
2016年暮れの「トライアンフ横浜北店」の夜逃げ問題のような事例もありますので、店舗だからと安心せずしっかりと取り決めしておくことをおすすめいたします。
「トライアンフ横浜北店の夜逃げ問題」って何？
（※参照ソース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161222-00010003-bfj-soci）
昨年2016年11月28日から「店舗改装工事のため」という名目で営業を停止し、顧客から修理・車検などで預かっていた車両を含め、店舗内にあった全てのバイクを経営者が私有化して夜逃げした事件がありました。
この事件は同年12月22日配信のYahoo！ニュースなど多くのメディアで取り上げられ、メーカーの名前や大手バイクショップの信頼度を著しく傷つけた極めて衝撃的な事件となりました。
報道直後から破産管財人による顧客への連絡対応が行われたそうですが、預けられていたほぼ全ての車両が名義変更されて他人の所有物となっていたようで、日本で一・二を争う正規代理店が起こした事件であっただけに、業界ではしばらくこの話題で持ちきりだったとのこと。
全てのバイクショップがこうであるとは言いませんが、直接店舗を構えている大規模なショップでもこうしたことは有り得る話ですので、大手ショップで売る場合でも細かい取り決めを忘れず行っておきましょう。
大手バイクショップでもすべき事は同じです！あなたに取って納得がいかなければすっぱり断りを！
以上が大手バイクショップで愛車を売却する際の流れと注意事項になりますが、基本的にすることは大手バイク買取業者と大差なく、注意点についても同様です。
ただし、店舗を構えているからと言って100％安心していいのか？と問われれば決してそうではなく、細かい取り決めを行っていなかったがために支払い期日などの面でトラブルになってしまうケースも。
蒸し返すようで恐縮ですが、先のトライアンフ横浜北店のような可能性も否定はできませんので、リスクと買取金額の上積み期待値などを総合的に判断すると、その場でキャッシュオンが基本のバイク買取専門業者に軍配が上がるのでは？というのが管理人の個人的意見です。
しかし、大手バイクショップを利用するメリットがあることもまた確かですので、それらの情報を総合的に判断し売却先を決めることをおすすめいたします。
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