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ネットでよく目にするあの買取業者の悪評…実際はどうなのか?
ネットを利用して愛車の買取金額などの相場を調べた際、かなりの頻度で目にするのが大手買取業者に関する悪い評判です。
初めて「バイク王」や「レッドバロン」などの大手買取業者に関する悪い評判を目にした時は、(査定申し込んだけど、本当に大丈夫かな…?)と、正直不安を覚えました。
結論から先に言えば、全く何の問題もなく満足してバイクの売却ができたのですが、実際に売ってみた後だからこそ分かった部分が大きいです。
「バイク王」や「レッドバロン」などの大手買取業者に関する黒い噂はなぜあるのでしょうか?
今回は、「大手バイク買取業者に関するネット上の悪い評判・噂」について解説します。
バイク王ってこんな噂があるけど本当なの?
テレビCMでも有名な中古バイク業界の最大手とも言えるバイク王は、悪評を見かける頻度がかなり高い業者であることも確かです。
特に多いのが以下の3つの趣旨のもので、それなりに多くのユーザーが目にしているのではないでしょうか?
なるほど、確かにこうした前評判があるのでは、いくら最大手だからと言って大切な愛車を任せてしまうのはちょっと心配です。
まずはこれらの噂の真偽の前に、「バイク王」そのものの起源や悪評の元となった事実の方から確かめてみましょう。
バイク王はなぜ悪い評判が多いのか?事実を元に検証してみた!
モンキーパンチの代表作「ルパン三世」を起用した各種CMなどを展開する「バイク王」は、現在の日本でもっともメジャーな大手バイク買取業者です。
中古バイク業界のリーディングカンパニーであるはずの同社ですが、その知名度と比例するかのようにネット上では悪評が飛び交っています。
しかしその真偽は?バイク王について少し詳しく調べてみました。
バイク王は1994年に起業した「メジャーオート有限会社」が起源
2017年現在、バイク王は「株式会社バイク王&カンパニー」によって運営されています。
そのルーツは現代表取締役である石川秋彦氏が1994年に加藤義博氏との共同出資で立ち上げた「メジャーオート有限会社」で、設立当時から一環してオートバイ買取業を行っています。
1997年8月に設立された「有限会社バイク王」、翌1998年に設立された「株式会社アイケイコーポレーション」など、比較的早い段階から現在の悪い噂に関する会社名が登場していたことが分かりました。
2001年には「株式会社アイケイコーポレーション」に「メジャーオート有限会社」、「有限会社オーケイ」、「有限会社キャブ」、「有限会社バイク王」が吸収合併される形で統合されました。
これは法人税などの税務上の優遇を受ける意味での吸収であったような印象を受け、不審に感じるようなことはない要素です。
2004年2月にはイメージキャラクターに格闘家のボブ・サップを起用したCMが放映開始となり、この段階で私たちの知るバイク王の基本スタンスが確立されたと言えます。
その後2012年に現在の「株式会社バイク王&カンパニー」に商号が変更されるまで、いくつかの子会社の設立と吸収合併が行われて今に至ったという形となっています。
バイク王の悪評は2011年の「買い取り価格比較サイト自演問題」から?
どうやら「バイク王」に関する悪い評判が増えるきっかけとなったのは、2011年1月に発覚した「買い取り価格比較サイト自演問題」だと思われます。
この問題は、静岡県三島市と東京都千代田区にある会社が運営する価格比較サイトにおいて、最大6社が買い取り価格を競争しているように見せかけ、実際の買取金額を提示していたのはバイク王のみであったというものです。
バイク王以外にも実在する会社5社が参加している形ではあったのですが、実はこの5社も全て同社が運営する系列会社であり、事実上の自作自演ということが朝日新聞に取り上げられました。
このニュースは大きな波紋を呼び、消費者庁からは景品表示法に抵触する可能性があるとしてかなり厳しい指導が行われたようです。
2013年の「特定商取引法」改正が大きな転機に
「バイク王に査定に来てもらったけど、買取金額が安すぎたので断ったらしつこく粘られた」という内容の評判も多いのですが、これはどうやら2013年の「特定商取引法」の改正前のものと見てよいでしょう。
この「特定商取引法」の改正は販売行為だけではなく、訪問業者全般に適用される法改正となり、代表的なものは以下の通りです。
実はこの法改正以前は金・プラチナなど貴金属類の押しかけ買取が社会問題化されていたこともあり、売主側に不利な条件で契約を迫る勧誘行為を取り締まる法律がないことが疑問視されていました。
「バイク王」を始めとする出張査定を業務の一環とするバイク買取業者は、成約に至らなければ出張料が自社の持ち出しになってしまう上、査定スタッフの営業成績にも直結することもあり、かなり強引に売却を迫るケースもあったようです。
この特定商取引法の改正により、訪問行為(出張査定はこの訪問行為にあたります)で強引な勧誘行為を行った場合は罰則の対象となることが明確化され、非常に強力な抑止力になりました。
バイク王やレッドバロンなど、知名度の高い大手業者にとってこの罰則の対象となることは致命的ですので、現在はコンプライアンスの徹底化と社員教育に非常に力を入れており、このような噂は過去の悪評をいつまでも引きずっただけのものだと言えます。
なぜ大手買取業者はこんなに評判が悪いのか?その理由は知名度の高さにあり!
さすがに大手企業がこういった行為を行っていたことを許し難いというのも理解できますが、国による指導というものは生易しいものではなく、実際にバイク王の査定金額に不満があった時に「今回はなしの方向でお願いします」と告げただけであっさり帰ってくれました。
これらの悪評と法整備が進められた現在の状況から総合的に判断すると、現在の「バイク王」や「レッドバロン」といった大手買取業者の悪評はあくまでも過去の話と思って問題ありません。
なぜ未だにバイク王を始めとする大手買取業者の評判が悪いのでしょうか?
これはもう火を見るよりも明らかと言えますが、個人規模で強引な勧誘行為を行っていた業者に比べ、大手買取業者はあまりにも知名度が高すぎたことによる「有名税」と断言できます。
バイクの買取を手がけるバイク王は、現在の「バイク王&カンパニー株式会社」としては1998年から続く20年もの歴史を持つ大企業です。
単純にユーザーを裏切る行為だけで利益を上げた会社が、果たしてここまで長い間東証二部などで上場企業としてやっていけるものなのでしょうか?
また、東日本大震災以後に強化された公共広告機構の認定上、コマーシャルを打つ会社に対する調査は非常に厳しく、現在もこのように強引な勧誘行為を迫る企業がCM放映を許可される可能性はゼロだと言えます。
過去のことは消しようのない事実かも知れませんが、その事実を反省して真摯に受け止め、体質改善に努めている企業のサービスまで否定してしまうのはもったいない話です。
私たちバイクファンは、年々バイクを取り巻く規制が厳しいこの時代だからこそ、公正で合理的なサービスを提供しようという大手買取業者を色眼鏡で見ないクリアな視線が求められているようにも思えます。
大手買取業者の悪評は過去の産物!賢く利用して自分自身で見極めを!
以上、「バイク王を始めとする大手バイク買取業者に関する悪評」について解説しました。
2012年以前までのことはさておき、法整備の進んだ今日現在の状況から鑑みると、ネット上の悪評を気にする必要はないと言っても良いです。
社会通念上デリケートな問題ではありますが、実際のところ日本では多くの大手企業が行政による指導を受けてはサービスの改善に努め、より一層の発展を遂げてきた例は枚挙に暇がありません。
昨年是正された国内大手3キャリアによる「2年縛り」はその最たる例とも言えますが、その後は格安SIMの普及など業界に新しい風を吹き込み、市場の活性化に繋がったことは記憶に新しいところです。
様々な情報を無償で得られるネットは確かに便利ですが、過去の話を現在に持ち越して正当に評価できないのはつまらない話です。
取捨選択が自由に行える現在だからこそ、使えるものは最大限活用してあなたの利益が最大になる買取業者を十分に検討し、賢く利用しましょう!
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