カスタムバイクを高く売るためのマストアイテム！純正パーツはどう扱うべき？
これまで2回続けてカスタムバイクの売り方に関する解説をさせて頂きましたが、カスタムバイクをより高値で売るためにはやはり「純正パーツ」の存在は欠かせません。しかし、純正パーツが手元に残っていたとしても、果たしてノーマルに戻した方がいいのか、そのまま査定を受けた方がいいのかなど、初めての方にとっては少々判断が難しいかも知れません。
今回は、「純正パーツを使ってノーマルに戻した方がよい場合・そのままの方がよい場合」、並びに「純正パーツ単体としての価値」に関する解説をお届けさせて頂きます。
どうするべきか迷っておられる方は、当記事を参考により良いほうを選んで有利な条件で売却しましょう！
カスタムバイクにおける純正パーツの扱いは買取業者によって違う？まずは候補先をチェックしてみよう！
カスタムバイクの売り方で悩み所となっている「純正パーツを使ってノーマル状態」に戻すべきなのかどうかですが、買取業者の方では一体どのようにアナウンスしているのでしょうか？
買取業者をランダムに選出し、「カスタムパーツと純正パーツの扱い」についてチェックしてみました。
ケース1・バイクランドの場合
まずは1社目として、国内大手買取業者のひとつ「バイクランド」をピックアップしてみました。FAQのページには、以下のように記載されています。
ノーマルのバイクより高い買い取りが可能な場合もあります。ノーマルパーツがあれば忘れずに査定士にお見せください。
ノーマルパーツが全てそろっていれば、ノーマルへの修復が余程困難な場合を除き、マイナス査定となることは少なく、むしろプラス査定となる可能性が高くなります。
普通に解釈すれば、カスタムパーツを取り外す必要はなく、純正パーツの取り置きがあれば査定時に提出するだけでOK、と受け取ることができます。
ケース2・バイクエースの場合
次は西日本側で好調な実績を収めている「バイクエース」のFAQを覗いてみました。こちらでは非常に分かりやすいコメントで案内されています。
バイクエースはカスタムしているバイクを強化買取しているので大丈夫ですノーマルパーツもあればもっとプラスです。
こちらもはっきりと「ノーマルパーツもあればもっとプラス」と明言していますので、ノーマルパーツは査定時に提出すればOKと考えて間違いないでしょう。
ケース3・レッドバロンの場合
最後に中古バイク販売の最大手「レッドバロン」のサイトをチェックしてみましょう。こちらについてはサイト内の「バイク買取Q＆A」を全て見回しても、カスタムバイクに関する項目は一切ありませんでした。
中古バイクの販売店舗としては最大手ですが、逆に最大手がカスタムバイクに触れていないということが判断を難しくさせているのかも知れません。
カスタムバイクを高く売りたいなら「カスタムバイクに強い業者」を選ぶことがベスト！
最大手であるレッドバロンがカスタムバイクに関する項目を設けていなかったのは意外でしたが、このようにバイク買取業者でもそれぞれ評価が違うということは分かりました。
業者によって扱い方が違うのであれば、やはりカスタムバイクを高値で売りたいのであれば、それに適した買取業者を選ぶことがより重要であると言えるでしょう。
現在、webサイトでカスタムバイクに好意的な案内をしているのはバイクランド、バイクボーイ、バイクエース、バイクワンあたりで、価格競争のトリガーになりやすいバイク王あたりを加えて複数業者を候補にするとよい結果が期待できそうです。
今挙げた買取業者は、いずれも自社webサイト上で最新買取バイクの価格と画像を公開しており、あなたのカスタムバイクをどの程度評価してくれるのかを知る目安にもなります。時間的な余裕がなく、とりあえず売却候補にあたりをつけたいという方は、これらの買取業者の中から数社に相談してみてはいかがでしょうか？
純正パーツは普通に売れる？実は純正・カスタム問わず需要があります！
続けてメーカー純正パーツに関する解説に入らせて頂きますが、ネットサービスの普及した今日現在、隆盛を極めているのが「業者オークション」です。
中でも取引数日本最大の規模を誇るBDSオークションは、バイク本体を扱う「定例オークション」だけではなく、不動車・事故車両などの訳ありバイクを扱う「蚤の市オークション」、バイクに関する全てのパーツを取引する「サイバーオークション」があります。
実際にサイバーオークションを利用されている業界関係者の方によると、出品パーツは有名メーカーのカスタムパーツだけではなく、ゼファー400やGSR400といった純正パーツもそれなりに出品されており、よほど小さなパーツでない限りは何でも取引されているとの事。
残念ながら出品パーツなどの情報を見せて頂く事は適いませんでしたが、非常に高価なドゥカティ・パニガーレのカウルが取引されているなど盛況のようで、純正パーツにもそれなりの価格がつくという話でした。
株式会社BDSが主催するこの業者オークションは、インターネットからの入札も受け付けており、例えば宮崎県のバイク販売店がレストア用にカウルセットに入札して修復していく…といったこともよくあるそうです。
こうした情報から判断すると、車両から取り外した純正パーツ単体でも商品としての価値は大いにあると言えるでしょう。大手買取業者の中ではバイクワンの系列として「パーツワン」が買取を実施しており、メーカー純正パーツも買取OKとなっております。
所有していたカスタムバイクに高値で売れ、純正パーツだけが手元に残ってしまった…という方は、こちらを利用してみてはいかがでしょうか？
カスタムバイクにおける純正パーツは大いに価値あり！セットで見積もりを取って高額査定を狙おう！
巷で言われている「カスタムバイクは売り方が難しい」という話は真実ですが、決してカスタムバイクが売れないという訳ではありません。
買取業者の中には買い取ったバイクを自社である程度純正パーツを装着し、一般受けしやすいライトカスタム車として再販することもあり、純正パーツはそれらの交換用として一定以上の需要があります。また、今年2017年は俗に言う「平成28年環境規制」の影響を受け、多くの人気モデルが生産終了を迎えてしまいました。
人気モデル全てがこのまま絶滅してしまうとは考え難いのですが、「カワサキ ゼファー400」がそうであったように、現在あなたが所有しておられるバイクの純正パーツも今後高騰化していく可能性はあります。
カスタムバイクとセットで売却するのが理想ですが、（もうあのバイクは手元にないから…）と処分せず、上手に情報を集めてバイクライフに役立てましょう！
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