業者オークションで売却するまでの流れ

プロ御用達の売却ルート!業者間取引(業者オークション)を利用してみよう!

街で見かける小規模営業のバイクショップを始め、日本国内にあるほぼ全てのバイク販売業者が携わっている流通ルートに「業者間取引(業者間オークション)」というものがあります。

これはバイク買取業務を営む業者が買い取ってきたバイクを中心とするセリ市式の商取引で、一般の方は参加できないクローズドな市場です。

利用するためにはかなりハードルが高い選択肢ですが、整備技術に自信がある方・稀少価値の高い絶版車オーナーの方は簡単に100万円以上での成約が狙えるため、代行業者に手数料を支払ってもお釣りが来ることも多い玄人向けの売却方法だと言えます。

今回は、中古バイク販売業者御用達の「業者オークションを利用する際の流れ」について解説させて頂きたいと思います。

業者オークションは会員専用のクローズドシステム!

「業者間取引」という名称が示す通り、業者オークションは中古バイク取扱業者を対象として会員限定のマーケットのひとつです。

入会するためには審査があり、古物商取引許可や入会にあたっての保証金、要連帯保証人や実際の販売スペースなど、加入基準は非常に厳しいものがあります。現在、日本国内でもっとも盛況な業者オークションは「BDS」と「JBA」で、その他の業者オークションに大きな差をつける一大マーケットと化しております。

一般人を対象としていない商取引であるため、利用するには「代行業者」と呼ばれる会員資格を持つ業者に依頼し、仲介手数料などを支払うことで擬似的に参加する形となります。

車両価格がそれほど高くない原付バイクや不人気車では厳しいものがありますが、高値が期待できる人気車種や現状そのまま乗れるレベルのバイクであった場合、代行手数料などの諸費用を差し引いても利益が出せる公算もあり、有効な選択肢のひとつであると言えます。

代行業者に依頼した場合の手数料などはどれくらいかかるの?

業者オークション、代行業者などによって手数料は大きく変動しますが、国内最多取引台数を誇るJBAへの出品という過程でおおまかな相場を挙げさせて頂きます。

もちろん車種やコンディション、エンジンの実動・不動などにも左右されますが、おおむね以下が目安になります。

・代行手数料 10,000~30,000円
 ※いわゆる基本料金。成約・不成約を問わず支払いと考えてください。

・出品手数料 3,000~10,000円
 ※出品時にJBAから徴収される手数料。排気量・平均相場価格などで変動。

・成約手数料 3,000~10,000円
 ※入札者が現れ、最終的に落札された際に発生する手数料。出品手数料と同程度。

基本はこの3つが代行にかかる費用となりますが、車両を運搬するための運送費が別途必要です。

運送費に関しては抑えることができますので、事前に代行業者と相談しながら検討していく形になります。

代行業者に依頼した場合はこうした流れに

それでは本題である代行業者に依頼した場合の流れについて解説させて頂きます。業者によって手順が前後する部分もありますが、基本的にはこのような流れになるとお考えください。

ステップ1・代行業者に相談し打ち合わせを行おう!

最初のステップは代行業者に相談を行い、あなたの売りたいバイクの車種情報などを伝えて落札相場価格・諸費用等の問い合わせを行います。

所有者としてはなるべく高値で売りたいというのが本音ですが、代行業者は多くの取引を経験してきているプロですので、アドバイスを参考にじっくり相談しましょう。

事前に業者オークションにおけるあなたの愛車のランク付け(これは「評価点」と呼ばれる業者取引特有の評価ランクです)をしてくれる業者もあるため、希望落札金額の設定を慎重に行いたいところです。

ステップ2・諸費用の支払いを行おう!

相談内容がある程度煮詰まり、業者オークションへの出品に双方合意すれば、次のステップは諸費用の支払いに移ります。

代行業者によって支払い方式も様々ですが、おおむね3万円程度を「着手金」という形で一部支払いとし、落札された後に残金を支払うというのが主流です。

しっかりとした業者の場合は契約書を交わすのが常ですので、契約書の内容をよくチェックして間違いのないように熟読してからサインしましょう。

ステップ3・車両搬入の準備をしよう!

業者オークションに出品する日程が決まった場合は、開催1週間前から開催前日までの間に車両を運搬し、検査員による車両評価査定を受けることになります。

検査・査定の結果によっては、当初の希望金額通りで落札される可能性が低いこともありますので、その結果を参考に最終決定されることをおすすめいたします。最初は若干高望み…と思われる金額に設定しておき、ここで最終金額を決めるつもりでいると気楽に開催を待つことができます。

オークション開催当日は連絡を待つだけ!

検査員による車両評価を終え、最終的な希望金額を設定した後はひたすた落札の連絡を待つだけです。

業者オークションの会場は、一般人が完全にシャットアウトされますので、焦れる気持ちを抑えながら朗報を待ちましょう。成約に至った場合は手数料などを差し引きした明細の提示を求め、不審な点がないかを念の為にチェックしておくことをおすすめいたします。

落札代金の受取はタイムラグあり!およそ1~2週間後に受け取りとなります!

無事にあなたの出品したバイクが落札された場合、明細書を受け取って1~2週間ほど落札代金の受け取りを待つ形になります。

一度に多量の取引が行われる業者オークションは、当日その場で現金決済という支払い方法ではありません。金融機関などによるチェックや、各業者の経理担当者などによる決済処理を待つことになりますので、焦らずお待ちください。

業者オークションで取引された車両は、詳細な取引情報の記録が長期間残されますので(一説には初開催からの全ての取引記録が残されていると言われております)、詐欺被害などの心配はありません。

残念ながら成約(不落札)となってしまった場合は、再出品の相談も可能ではありますが、その場合は手数料などがまた別途必要になりますので、個人オークションのような手軽さはなく、慎重に検討する必要があります。

コストも高いけどリターンも大きい?業者オークションの利用は慎重に!

以上が基本的な業者オークションを利用した売却の流れですが、着手金という形などで初期費用を支払うことになることも含め、慎重に事を進める必要があります。

代行業者も経験豊富なプロですが、本当の出品者であるあなた自身の知識も求められますので、判断が難しいと思った場合は一度白紙に戻すくらいのつもりで臨まれることをおすすめいたします。

最初の打ち合わせから落札代金を受け取れるようになるまで(車両引渡し及び廃車手続・名義変更)にそれなりの日数を要することもあり、取引完了までのサイクルも長めに見ておきたいところです。

また、代行業者に支払う諸費用や落札後に控除される落札手数料など、差し引きされる金額が多岐に渡る点にもご注意ください。

売却金額の期待値・売却後の行政手続等の安心感はかなり高めですが、それなりの高難易度であることを踏まえ、慎重に検討しましょう。

バイクを高く売りたい時は
無料一括査定がオススメ

私がSR400をバイク比較.comを利用して一括査定を申し込んだ時は、最初に一番高い金額を提示してくれた業者の価格よりも、40,000円も高い金額で成約となりました。バイク比較.comは利用者数50万人以上・59社と提携する日本で一番利用されている一括査定サイトで、29秒で高額査定会社を見つけてくれます。

>> バイク比較.comの一括査定

実績No.1に依頼したい時は
「バイク王」がオススメ

バイク王は日本で最も多いバイク買取実績を持つリーディングカンパニーです。どんなバイクでも24時間365日買取可能、50~125ccの値段が低くなりやすいバイクも積極的に買い取ってくれます。 出張査定も無料で対応してくれます。 > > バイク王の買取査定