ディーラーや正規代理店でバイクを売るにはどうすべき?
私たちバイクユーザーにとって、恐らくもっとも目にする機会が多いのは「ホンダDREAM」などの正規代理店・正規ディーラーではないでしょうか。目にする頻度が高いということは、自然と売却先候補としても思い浮かべやすいということでもあり、このサイトを見ておられる方の中にも迷っておられる方がいるかと思います。
日本でもっとも普及率の高い原付バイクの場合、免許取得後に正規ディーラーから新車でスクーターを買った、というケースがもっとも多い統計データもあり、ある意味ではもっとも馴染み深い売却先とも言えます。
今回は、「正規代理店・正規ディーラーでバイクを売却する際の流れ」と、お得に利用するための注意点について解説させて頂きたいと思います。
正規代理店は新車種への乗り換え時に有効?下取りによるメリット・デメリットを知ろう!
自動車・バイクという乗り物は、毎年のように新車種が登場し私たちユーザーに新しいバイクの楽しさを提供してくれています。
そういった新車種はこれまでになかった斬新なデザインや高性能、便利な装備を採用したモデルが多いため、今乗っているバイクに不満がなくてもついつい欲しくなってしまいます。
正規ディーラーや正規代理店はこうしたユーザー心理をよく理解しており、展示車両は試乗可能な新車種を多数展示しているのが常です。オイル交換に立ち寄ったディーラーで、気になる新車種を見つけて惚れてしまった…というのも、バイク好きならではのあるある話のひとつです。
こうした正規代理店・ディーラーで愛車を売却することは、こうした新車種・新車への乗り換え時に有効な選択肢のひとつです。
とは言っても、これだけでは分かりにくいため、具体的なメリット・デメリットを挙げて解説させて頂きます。
正規代理店・ディーラーで売却する際のメリット
正規代理店・ディーラーで愛車を手放す際の最大のメリットは、「新車購入時の下取り条件が有利になる」ことです。
メーカー側としては、安くない開発コストを使って製造した新車種の売れ行きは、会社全体の業績を左右する重要事項ですので、一台でも多く売れることが何事にも優先されます。
そのため、展示スペースの見せ方や試乗案内などでユーザーの購買意欲を促進していることもあり、新車種への乗り換えであればなかなかの評価額をつけてくれる傾向があります。
また、正規代理店・ディーラーでの売却時は、基本的に新車種への乗り換えが前提となるため、便宜を図る意味でかなり有利な条件が引き出しやすいと言えます。
購入予定の車両価格から下取り評価額を差し引くだけではなく、登録諸費用などの負担ゼロサービスやロードサービスの無償提供、金額上限ありのオプション設定など、様々なサービスが付属するのが魅力です。
もちろん、新車購入を前提とした下取りであれば、代車の用意あるいは納車までの期間現在の愛車に続けて乗ることも可能ですので、普段使いをされている方にとって安心できるのが魅力です。
正規代理店・ディーラーで売却する際のデメリット
一方、正規ディーラー・正規代理店で愛車を手放す際のデメリットについてですが、こちらは第一に「現金で売却金額を受け取れることがほぼない」という点が挙げられます。
正規代理店であった場合は、認定中古バイクとして再販するという方法があるためその限りではありませんが、特定メーカーの新車だけを販売するディーラーであった場合は絶望的です。
また、取り扱っているのが新車または展示・試乗車上がりのノーマル車であることが殆どであるため、カスタムバイクなどの査定は不得手としており、ノーマル車両以外の査定ははっきり言って高望みできません。
加えて再販売するためのルート的な問題も絡んでくるため、バイクを手放すことだけで見た場合は査定評価額が低い傾向にあり、期待値的な面で見るともっとも価格に期待できないという点が弱点だと言えます。
正規ディーラーでの査定の流れはやや特殊!実際の流れをご紹介!
それでは本題である正規ディーラー・正規代理店で愛車を手放す際の流れを解説させて頂きます。
その他の売却先とは異なる流れとなりますので、そこに注意しながら読み進めて頂ければ幸いです。
ステップ1・まずは電話で査定の相談をしよう!
正規ディーラー・正規代理店で査定を依頼する場合、まず確認されるのが「次の乗り換え検討中のバイクについて」です。
前述の通りディーラー・代理店は、新車種への乗り換えを前提として下取りを受けるわけですから、乗り換え予定がない状態では基本的に色よい返事はしてくれません。
飛び込みであれば、あなたは「せっかく足を運んで頂いたお客様」という立場になるためその限りではありませんが、こうした飛び込みの場合は無駄足になってしまうこともままあります。
時間的な浪費と交渉の下地を作り意味を込め、まずは気になっているディーラー・代理店に電話で連絡し、下取り査定と乗り換え検討中のバイクについて軽く相談しておきましょう。
ステップ2・愛車を持ち込み試乗中に査定してもらおう!
下取り査定の話がある程度まとまれば、今度はお店に足を運んであなたの愛車を預けましょう。
この時、電話で事前に相談しておくことにより、待ち時間なしで気になる新車に試乗させてもらうことができます。試乗できる時間はおおむね30分程度ですが、予約状況が押していなければそれ以上乗ることも可能です。
ディーラー・代理店で査定を行う場合は、カスタムパーツ等によるプラス評価は殆どありませんが、車両にメーカーオプション品が装着されている場合はプラス評価されることもあります。
ステップ3・試乗&査定後は見積もり金額と共に商談のテーブルへ!
実車査定と試乗が終わりましたら、今度は乗り換え予定の新車の見積もり金額、並びに下取り査定金額を基とした商談交渉に移ります。
車両価格>下取り査定を受けたバイクという形の評価額となりますので、基本的には減算方式で商談が進むことになります。
ディーラー・代理店はあくまでも「新車購入」を前提とした上での商談になりますので、あなたが新車種に食指が動いているのであれば、それを隠さず本音をぶつけていきましょう。
あちらは売ることが全てにおいて優先されますので、やや表現は悪いのですが「ごねればごねただけ有利な条件が引き出せる」と考えてOK。
もちろん、これ以上は無理だというレベルはありますが、商談が長引くことは買い気があるという意思表示にもつながりますので、出来るだけ根気よく交渉を進めていきましょう。
ステップ4・商談がまとまれば実車の引渡し期日などの取り決めを!
ディーラー・代理店の担当者と交渉を重ね、双方合意が得られれば晴れて成約となります。
愛車を手放す際の方法は大手バイク買取業者などと同じですが、ディーラー・代理店での場合はそのまま乗り続けられるか、もしくは納車までの期間代車が提供されます。
代車がない場合は、「代車が出払っているので恐れ入りますが…」と言われることが多々ありますが、その場合は臆せず「それじゃ納車までの間、足として今のバイクに乗ってていいですか?」とこちらから切り出していきましょう。
人によっては相談しにくい、と思ってしまうのですが、担当者からすれば「成約したお客様への便宜を図ることは満足度を高める重要なケアサポート」の一環ですので、十中八九その条件を飲んでくれます。
中古バイク同士での乗り換えではないため、ディーラー・代理店で購入した新車は新規登録となる都合上、すでに加入している自賠責保険からの乗り換えが難しいことがあります。(特に251cc以上のバイク)
諸費用を安く抑えるため、自賠責保険の解約手続を合わせて依頼できるのか、解約金を車両価格から差し引いてもらえるのかも確認し、より有利な条件を引き出せるよう積極的に相談していきましょう。
下取り価格次第ではバイク買取業者で売った方がいいケースも!ディーラー・代理店での査定はケースバイケースで!
以上が「正規ディーラー・正規代理店でバイクを手放す際の流れ」となります。
ディーラーなどでの査定の場合、希少性のあるバイクやカスタムバイクに対し、中古車市場での相場価格(いわゆるプレミア乗せ)を反映させない傾向が強いため、この下取り価格自体に不満を抱くことも決して少なくありません。
下取り評価額が思ったよりも安く、交渉を重ねても好転しないという場合は、思い切って一括査定サービスなどを利用して見積もりを取ってみましょう。
バイク買取業界は非常に業者間競争が激しい業界ですので、多くの業者が月替わりで「買取強化車種」を設定していることが殆どで、時期によっては商品券プレゼントなどのお得なキャンペーンの恩恵にあずかれることも多々あります。
下取りによる代車サービスなどは確かに便利ですが、同じ乗換え目的で査定した場合でも10万円以上の差がつくことも珍しくなく、こうした状況を元に判断されることをおすすめいたします。
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