買取査定を申し込む前に車体とフレームを点検しよう!

大切にしていた愛車を少しでも高く売却するために買取業者に連絡をする前にやっておきたいのは愛車の車体・フレームの状態チェック。

正直なところ、個人レベルでフレームの歪みなどを修正することは非常に困難ですが、査定時になって指摘されるのと事前に相談しておくのとでは、明確な差がついてしまいます。「訪問販売法」の法改正により、そこまで極端な減額材料にされるケースは今となってはレアですが、愛車の状態を把握しておくことはオーナーにとって基本事項です。

今回は、査定の申し込み前に行っておきたい愛車の車体・フレームの状態確認と、自分でも作業可能な軽いメンテナンス方法について解説します。

まずは愛車を洗車して車体状態をくまなくチェック!

車体・フレームの状態チェックを行う前にまずは洗車して愛車を「素の状態」に戻しましょう。

↓の記事を参考に丁寧に洗車をして、愛車の各部をくまなくチェックします。

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洗車時にチェックしておきたいのは以下の4つです。

・塗装の劣化具合
・車体のサビの有無と程度
・フレームの曲がり・歪み
・転倒などによるキズの有無と程度

このうち、転倒などによるキズが確認できた箇所は念入りに汚れを落としておき、洗車後に程度状況をスマホのカメラなどで撮影されることをおすすめします。「洗車は最大のバイクメンテナンスである」と語るベテランライダーもいるように、洗車で愛車の美観を取り戻しながら各部位をチェックすることは非常に大きな意味合いがあります。

あなたの愛車が新車同然の状態であったとしてもスモッグなどで汚れた状態では正当な判断はできません。少しでも査定スタッフの心証を良くし、査定申し込み時に不具合をオーナー自身が申告しておくことにより、査定に入ってからの大幅減額を未然に防ぐことが可能です。

また、土壇場での大幅値引きを予防するためにも、しっかりと洗い上げて不具合箇所を撮影した写真を買取業者に事前に共有しておきましょう!

塗装の劣化はできるだけそのままに!

自動二輪車は走ることで確実に塗装箇所に細かいキズが出来てしまう乗り物です。事故などによる大規模なキズはもちろん、経年によって塗装が劣化してしまうことは避けることはできません。

塗装の劣化は一体どうするべきか?と言われれば、実はそのままの状態で査定に臨むこと以外に良い選択肢はありません。カスタムバイクを取り扱うショップなどであればともかく、バイクの車体色は緻密なカラー調合が必要となる上、エアコンプレッサーなどを使用して行うプロの補修技術には個人の力では到底及ばないためです。

うっすらとしたキズ程度であれば、市販のリタッチキットなどで補修を…と考えかもしれませんが、経年による塗装の劣化や剥離はなるべくそのままの状態で査定してもらった方が好印象です。そして純正色と補修による色の変化は何百台ものバイクを見てきた査定のプロの目を誤魔化すことは不可能です。

ヘタに自分で修繕を行うより土壇場の査定額の減額を避けるためにも、洗車をして綺麗に洗い上げた素の状態を撮影し、事前に買取業者に共有をした方が労力・コストの両面からもおすすめです!

軽度のサビは優しく研磨してケア!

愛車を洗車して汚れを落としきった後は普段は気づきにくい軽微なサビやくもりを発見しやすい状態となります。ここでは、車体に発生した軽度のサビ・くもりをケアするおすすめ方法を紹介します。

用意するものは、台所周りの掃除をする際に使われる「クリームクレンザー」と雑巾。どちらもダイソーなどの100円均一ショップで手に入るもので十分です。まず始めに、洗車後にサビが発生している箇所にクリームクレンザーをたっぷりつけ、水に浸して固く絞った雑巾で優しくこすってサビを落としていきます。

ブラシなどを使用すると一気に落とすことも可能ですが、メッキ部分などにキズがついてしまう恐れがあるため、雑巾などで丁寧にこすリましょう。雑巾で必要以上の力をかけずにこすることにより、軽度のサビ・くもりはすっかり落ちて美しい光沢が出ます。

最後にもう一度たっぷりの水ですすいでしっかりと乾拭きを行えば完了です。

フレームのダメージも覚悟をしてそのままの状態で!

洗車を行いながら愛車のフレーム状態をを確認して歪み・ダメージを確認できた場合、できることは正直言って殆どありません。

これは個人レベルで修理できる範囲を大幅に超えており、プロの整備士でも専門の機材を必要とする重整備に入る項目になるためです。立ちゴケなどによるフロントフォークの捩れ程度であれば話はまた別ですが、この場合もありのままの状態を査定してもらった方が無難でしょう。

「ハンドルストッパー」など、一見ペンチなどで曲がりを修繕できそうな箇所もありますが、プロの目を欺くことはまず不可能です。逆にこれらのフレームの修繕が確認された場合、「不具合を隠蔽しようとする悪質なオーナー」として心証を損なうリスクの方が高いため、そのまま査定に臨みましょう。

車体のキズ・くもりはコンパウンドでケア!

タンクやサイドカバーなど、車体にくもりや軽微なキズを発見した場合、極細のコンパウンドで磨くことによってケアできます。

個人的なおすすめは「ワコーズ PC1」で、滑らかな触り心地を持つ「キッチンペーパー」と共にケアしていきます。コンパウンドを選ぶ際は、マフラーなどに使う「メタルコンパウンド」ではなく通常のコンパウンドを使用してください。

使い方は至って簡単で、折りたたんで持ちやすくしたキッチンペーパーに適量のコンパウンドを取り、一度折りたたんでペーパー全体にコンパウンドを馴染ませます。その後はコンパウンドを取った面を磨く箇所にあてて、力を入れずに優しく数回磨き、乾いた面で拭き取ってください。

タンクについたキズはサビが発生しやすい箇所ですが、これによってある程度落とすことができますので洗車と合わせてケアするのが良いでしょう。

車体・フレームのケアは「出来る範囲を丁寧に」が極意!

フレームへのダメージや塗装の劣化といった点に関しては買取査定前の準備として出来ることは殆どありません。

そのため、「出来る範囲のものを出来る限り丁寧にケアしてやること」が非常に重要になってきます。今回は誰でも手軽に行えるメンテナンステクニックを紹介しました。予算をかけずに愛車の外観を美しく蘇らせるおすすめのテクニックです!

あなたの大切な愛車を少しでも高く評価してもらえるように愛車の査定を依頼する前に必要な用品を購入してメンテナンスを行い、買取査定に備えましょう!

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