バイク処理方法

急な転勤、慌てて引越し…。こんな時のバイクの処理方法はどうするべき?

前任者の体調不良や、突然の抜擢が決まって急遽遠方へ赴任…。責任ある仕事に就いておられる社会人ライダーにとって、こうした突然の人事による急な引越しは結構な悩みの種だと言えます。

しかし、引越し先の新居でバイクに乗れる機会があるかは未知数で、保管・治安状況によっては所有すること自体が難しい場合もあり、判断に困ることも珍しくありません。

今回は、そうした急な事情で引越しすることになってしまったライダー向けに「引越しに際してのバイクの処理方法について」解説させて頂きたいと思います。今まさに悩んでおられる方は、当記事を参考にコストなどを考え、あなたと愛車にとって最良の選択肢は何なのかを検討して頂ければ幸いです。

コストは度外視で何とか愛車を引越し先に持っていきたい…そんな方はBAS陸送!

転勤や引越しに際し、コストを度外視しても思い入れのある愛車を運んでいきたい、という方であれば、株式会社BAS(ビー・エー・エス)による「引越しバイク輸送」をおすすめいたします。

こちらは個人売買などでおなじみのバイク陸送サービスですが、日本全国9拠点を構える同社ネットワークにより、地続きの場所であれば最適な輸送プランをシュミレートしてもらうことが出来ます。

ターミナルデポ間同士の輸送と受取、またはドアtoドアなどが予算に応じて選べるため、高価な旧車オーナーの方や長年乗り続けた思い入れのあるバイクを運んでもらうには最適だと言えます。ただし、料金に関してはそれなりの予算が必要で、例えば北海道→甲信越地方へのデポ止め配送の場合で51,840円~。

排気量による差はそれほど大きくはありませんが、遠方であればかなりの出費を覚悟する必要がありますので、ご利用の前に十分な計画を立てられることをおすすめいたします。

時間と体力次第では可能?高速&一般道を使って自走配達!

こればかりはオーナーの熱意と体力次第ですが、高速道路や一般道路を自走して新居へ自力で配達するという方法もあります。

この場合、「バイクを新居へ移す」というコストだけで見ればもっとも安上がりですが、高速道路が走行できない排気量であった場合、必要時間は非常に長くなる上エンジンのオーバーヒートなど様々なアクシデントに見舞われる可能性も。

この方法でもっとも問題になるのは乗り手の体力・集中力で、もっとも走らせやすいとされている東京・大阪間でも法定速度を守った場合、8時間以上を要することになります。

さらに警察の取り締まりやガソリン・高速代といった諸費用、愛車の各種トラブルなどを考えるとあまりおすすめできる手段ではなく、慎重に検討する必要があります。

また、移送後は引越し先住所への切り替えも必要となるため、転居後のスケジュールもしっかり立てておく必要があることも付け加えておきます。

稀少性が高くない場合は思い切って売却するのも大いにアリ!

お好みのカスタムパーツなどでドレスアップし、思い入れがある場合はまた別の話ではありますが、通勤・通学の足といった範囲を出ないのであれば、ここで売却処分するのも大いにアリ。

転居先での足を確保するのは面倒に思われるかも知れませんが、トータルで考えると現地調達した方が却って安くつく可能性はかなり高いと言えます。高値で売るのならばご自身で廃車手続後、ヤフオクやTwitterを利用して現状売りするのが最高値ですが、手続の正確さなどを考えるとバイク買取業者に相談した方が手堅いというのが管理人の意見です。

事故のリスクや移送コストなどと比べても、遥かにいい条件で売却できることが期待でき、指定先住所へ名義変更・廃車証明を送ってくれますので、十分に検討するだけの価値ありだと言えるでしょう。

バイクの引越しはアフターケアも超重要!

以上の3つが引越しにおけるバイクの主な処理方法となりますが、いずれの選択肢も引越し後にこそ後処理の問題が出てきます。

バイクを陸送で転居先に送る場合、受取・デポ引取りの日時詳細や受取場所などのすり合わせがありますし、ご自身で乗って転居先に移動させる場合、オービスなどで後日思わぬ痛手をこうむることも。

もちろん、それらに慣れた格安業者を探すという選択肢もありますが、慣れないうちは業者を見極めることも難しく、移送後の保管場所など様々な面で問題が出てきます。

手続上の安心と労力を考えるのであれば、転居前にバイク買取業者に依頼するという選択肢もありますが、信頼できる知人などがおられるのであれば、一時的に名義変更して預かってもらうというのも大いにありだと思います。

どの処分方法もそれなりのメリット・デメリットがありますが、時間をかけてあなたにとってもっとも良い選択肢を選びましょう。

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