引越し時のバイクはどうやって輸送するべき?上手な利用方法は?
一人暮らしのライダーにとって、引越し時のバイクの処分はなかなか悩ましい問題のひとつです。
時間をかけて高速・一般道併用で自走させるという手段もアリですが、オービスやNシステムなどでスピード超過を計測されて後日罰金の納付を迫られるリスクや、転倒・事故などによる肉体的なリスクなどを考慮した場合、それほどうまい輸送手段とは言えません。
今日現在では様々な輸送サービスがあるものの、業者によって輸送方法・料金にバラつきがあり、どれを選ぶべきか頭を悩ませておられる方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな引越し時における「引越し先へのバイクの運送方法」について各輸送業者を事例に挙げながら解説させて頂きたいと思います。
現在バイクの輸送サービスを行っている会社を調べてみた!
まずは比較検討用の材料として、現在自動車・バイクの輸送サービスを提供している主要業者を挙げさせて頂きたいと思います。
宅配最大手の「ヤマト運輸」など、多くの業者がサービスを提供しておりますが、ドアtoドアの代わりに輸送費が高額であったり、逆に割安ではあるものの営業所まで受取に行く必要があったりと業態も様々です。
以下にサービス内容と東京・大阪間での費用をご紹介させて頂きますので、あなたにもっとも適した業者選びの材料にしてみましょう。
バイクの輸送サービス提供業者その1・ヤマトホームコンビニエンス
トップバッターとしてご紹介させて頂きますのは、AmazonやLohacoなどネットショッピングでもおなじみの「ヤマト運輸」。
こちらでは引越し目的の方向けのサービス「ヤマトホームコンビニエンス」を提供しており、自動車・バイクも取り扱っております。
サービス名 ヤマトホームコンビニエンス
事業者webサイト http://www.008008.jp/transport/car/
400ccバイクを輸送する際の東京・大阪間の費用 税込価格 50,544円(本体価格 46,800円)
支払い方法 回収前の銀行振り込みのみ対応
備考 発送元住所から受取先住所へのドアtoドア方式
輸送費用で5万円強の費用はかなり高めですが、営業所持ち込みや発送時立会いなどの労力は不要となっており、完全に自宅玄関からのドアtoドアサービスであるため、忙しくて輸送手続が難しい方にはおすすめ。ただし、現時点では支払い方法が配送申込み日前の銀行振り込みでしか対応していなく、クレジットカードなどでの決済も非対応。
便利と言えば便利ではあるのですが、痛し痒しの状態であると言えそうです。
バイクの輸送サービス提供業者その2・株式会社BAS
次にご紹介させて頂くのは、「ヤフオク!」などの個人売買での輸送でおなじみの「株式会社BAS(ビーエーエス)」。
こちらはデポという営業所への車両持ち込みが大前提となりますが、輸送費用は業者中最安値となっております。
サービス名 BAS・デポtoデポ
事業者webサイト http://www.bas-bike.jp/
400ccバイクを輸送する際の東京・大阪間の費用 税込価格 21,600円(本体価格 20,000円)
支払い方法 事前振込・クレジット決済・現金発払・カード発払・コンビニ後払
備考 営業所への持ち込みと営業所での受け取りが前提。ドアtoドアは別途見積
排気量や車体構造によって変化しますが、ジャイロキャノピーなどの屋根付きバイクやトライクでない場合、大体2万円強の出費で済むことに。
オンラインでの決済、銀行振り込み、コンビニ後払いなど支払い方法の選択肢が非常に多く、バイク輸送業者のトップブランドらしい細やかさがウリとなっております。難点は「基本的にデポへの車両持ち込みで発送し、引越し先の最寄りデポでの車両受け渡し」となっていることですが、ビッグスクーターやアメリカンバイクなどの大柄なバイクを安く運びたいという方には大変おすすめのサービスだと言えます。
バイクの輸送サービス提供業者その3・I-Line(アイ・ライン)
3番手としてご紹介させて頂くのは、「引っ越しの時のバイク輸送が安い」を売り言葉にしている「株式会社I-Line(アイライン)」。
一般的な400ccネイキッドを送る場合、輸送業者の中でもトップクラスの低料金が魅力の業者です。
サービス名 I-Line バイク輸送サービス
事業者webサイト http://i-line8.com/
400ccバイクを輸送する際の東京・大阪間の費用 税込価格 20,000円(本体価格 18,519円)
支払い方法 現金での元払い・着払いが基本
備考 ドアtoドアながら発送者本人による立会い必須。引き取り時間指定不可
税込み価格で2万円ジャストというロープライスで魅力的ですが、難点は「発送時に発送者本人による立会いが必要であること」、加えて「発送時・受取時共に時間指定不可であること」です。
事情次第では発送者本人でなくとも親族・友人など近しい方でもOKとのことですが、発送時の事前状態確認に立ち会う必要があるため、こうした時間がとれない方にはやや難があります。
また、一般的なネイキッドバイクなどの場合は業界最安値であることは確かなのですが、その反面ビッグスクーターやアメリカンといったジャンルの場合、輸送料金は税込み35,000円とかなり割高。それに加え、発送時・受取時共に特定曜日のみの対応となっているため、スケジューリングの問題が発生することも。
リーズナブルである一方、使い勝手に若干の不満点が感じられることもあるものの、総じてコストパフォーマンスに優れた輸送方法だと言えるでしょう。
バイクの輸送サービス提供業者その4・代行.net
4番手にご紹介させて頂くのは、先日より「ヤフオク!」での導入が開始された「代行.net バイク輸送サービス」です。
自動車に関しては東京・大阪間で38,220円からと割安ですが、バイクに関してはそうとも言い切れない状況にあります。
サービス名 代行.net バイク輸送サービス
事業者webサイト https://www.daikow.net/
400ccバイクを輸送する際の東京・大阪間の費用 税込価格 30,420円(本体価格 28,166円)
支払い方法 クレジット決済・コンビニ前払・Pay-easy・銀行振込(JNB口座間のみ対応)
備考 ドアtoドア方式ではあるものの、代行業者への仲介を旨としているため、発送から受取までの所要日数が5~7日と長め
発送対応日時も月~土曜日の9:00~17:00までと限られている上、代行斡旋・仲介という業態のため支払いから車両引取りまでに2~4日ほど待たされてしまいますので、急ぎで送りたい場合には全くの不向きだと言えます。
また、「防犯上の理由で車検証などを載せた状態での輸送はお断り」となっており、引越し先・旅行先ですぐ乗りたい!というライダーの需要からは判断しづらい対応となっているため、現時点ではどっちつかずで使い勝手が悪い輸送サービスだと言えます。
自賠責保険証や車検証は、道路交通法によって車載が義務付けられていることは皆さんもご存知の通りですが、代行業者への仲介・斡旋が前提のサービスなので実情にマッチしていないような印象を受けることも確か。
総合的に評価すると、現時点では引越し先への輸送方法としてはそれほど候補先として考える必要がないサービスだと言えるのかも知れません。
上手に利用するならBASかI-Line!柔軟な対応力で料金もリーズナブル!
以上の4社が現在バイクの輸送を請け負っている大手となりますが、最安値と最高値の差は3万円以上と非常に大きく、かなり曖昧なものとなっております。こうした輸送費用的な面や輸送時の保障などを考えた場合、バイクを専門に取り扱うBASまたはI-Lineを選んだ方が間違いはないと言えるでしょう。
引越し先への愛車搬送はこうした業者毎の違いを事前に理解し、どの業者に依頼するのがベストなのか見極めた上で行うことをおすすめいたします。
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