査定時の交渉が高価買取に繋がる?!覚えておきたいタイプ別交渉術!

愛車を洗車し、軽いメンテナンスを実施した後は、いよいよ買取査定の申し込みです。事前準備が実を結ぶか否かは、やはり査定時の交渉が最後のカギを握っています。

1円でも高く売るための準備をしてきたわけですから、最後まで気を抜かずに査定スタッフと交渉し、なるべく高値を引き出しましょう。

今回は、大切なバイクを高値で売るためのラストステップである「買い取り査定時の交渉術」について解説します。

査定スタッフの接客タイプに合わせたスタンスで交渉に臨もう!

査定当日、あなたの愛車を査定しにくる買取業者の査定スタッフは、大別して2通りのタイプに分かれます。

交渉事というものは相手あってのものですので、まずはそのタイプに応じた対応の仕方で流れを引き寄せましょう。以下、査定スタッフのタイプ別交渉の基本形について紹介します。

値踏みをしてくるスタッフとの交渉はズバリ、相手のペースに飲まれないこと!

最近ではこのタイプの査定スタッフはかなり減ってきましたが、昔からある種の定番となっていたスタイルに「相手の希望額を言わせる」というものがあります。

これは言ってしまえば「後だしジャンケン」のようなもので、そのオーナーが愛車の相場価格を知っているかどうかのカマかけと、自分の値踏み金額より低ければその値段で安く買い取ってしまおうという目的で使用されます。

このような方法を用いる理由は大手バイク買取業者の場合、膨大な問い合わせに迅速に対応するため、一定の範囲で「業務委託契約」を他業者と結んでいるケースが多くあるためです。

こうした「外部委託業者」が大手買取業者の金額よりも安く買取できた場合、その差額が丸々自分たちの利益に繋がりますので、できるだけ安値で買い取ろうと会話の主導権を取ろうとするケースが多いです。

このような請負業者が査定に来た場合、ほぼ例外なくこちらから希望金額を言わせようと仕向けてきます。売り手であるあなたの希望額が相場に近い金額であれば、「できればご期待に応えたいのですが、ここの辺りがですねぇ…」といった具合に、マイナスポイントを示唆して安くなる根拠を延々と説明して根負けさせるという手法で攻めてきます。

管理人が一括査定サービスの利用をおすすめする理由はまさにここにあり、あなたの愛車の相場価格を事前に知っていることでこうした外部委託の査定スタッフの話術に騙されず交渉することが出来るのがメリットと言えます。

そうした海千山千の査定スタッフの話術に負けないよう、ストレートに「そちらの見積もり額はいくらくらいになりますか?」とこちらから先手を取って話を切り出しましょう。

ここで「おいくら位でお考えですか?」と返された場合は、「質問に質問で返すのはやめてください。直球勝負でお願いしますよ」と一言返してみましょう。

こうすることで、(あー、このオーナーには下手なごまかしは通じないな…)と悟らせることができ、無駄な時間を費やさずに交渉に入ることができます。

また、査定スタッフの目を見ながら名前で呼びかけることにより、下手な接客はクレームという形で自分に返ってくる…ということを自覚させることもでき、柔らかくリードできるようになりますので是非覚えておきましょう。

直球勝負で価格提示してくるスタッフには、直球で希望金額を伝えよう!

2013年の「訪問販売法」の改正を機に、各バイク買取業者の査定で主流となっているのが「直球勝負で買取査定額を伝える」というスタイルです。

それまでは「居座り」や「強引な売却強要」といったゴリ押しの形での商談が多かった出張買取が問題視されたこともあり、法整備と共に公正な取引を目指した結果増えたスタイルです。

このタイプの査定スタッフは、最初から本社勤務のスタッフであることが多く、後のクレームや買取実績という自分の評価に繋がることにも注意を払っていますので、お客様であるあなたに対する失礼な言動は慎む傾向にあります。

そのため、マイナス判定となるポイントについても売主の気分を害しないように配慮する傾向にありますので、事前に調べた相場価格より低い場合は改めて何故低いのか問い正してみましょう。

そうしてマイナスポイントなどを聞き出した上で、「××円以上であれば売りたいと考えていたのですが、難しいでしょうか?」という風に、こちらも直球勝負で交渉を持ちかけてみましょう。

直球勝負スタイルの査定スタッフは会社・お客双方に誠実である生真面目なタイプが多く、思い切った価格交渉がしづらいという一面がありますが、あなたの希望価格が相場より大きく逸脱していなければ、本部問い合わせといった形で相談に応じてくれるケースも多くあります。

こうした点を踏まえ、高飛車・威圧的にならないように丁寧にこちらの希望金額を伝えれば、かなり高い確率で好条件を引き出すことも可能です。

交渉は「相手も人間である」ことを忘れずに心がけて!

以上が査定スタッフのタイプ別交渉の基本形ですが、それと同じくらい大切なのは「話し方」です。日本人の場合、「お客様は神様です」という経営理念があまりにも一般化しすぎているので、売主側に立った場合に無意識のうちに高圧的になってしまうことがあります。

売主であるあなたの主張が尊重されることは至極当然のことですが、バイク・自動車の出張査定というものは一対一の対等な商取引の場であることも確かです。

粗暴な振る舞いをされれば気分を害することも自然なことであり、これはあなたにとっても査定スタッフにとっても同じことが言えます。

こうした点を踏まえ、相手も対等な人間であるということを意識しながら丁寧な口調で話すことにより、態度を硬化させず好印象を与えたまま有利な交渉を進めることができます。

あなたの愛車を少しでも高く売るため、売る・売らないという意思表示をすることは非常に大切ですが、相手の態度を硬化させてしまっては逆効果以外の何物でもありません。

相手の目をみながら売り気があることをしっかりと伝えながら交渉し、査定スタッフの顔が立つよう丁寧に対応することにより、査定スタッフを味方につけるよう心がけましょう。

自賠責・税金の還付を条件に最後の一押しを忘れずに!

交渉によって買取価格を上げることができた場合ですが、それでも僅かに希望金額に手が届かない…というケースもあります。買取前のメンテナンスをしっかり行っておくことで、あなたがどれだけバイクに対する愛情をかけてきたか、あなたがご自身の愛車に対する知識があることを匂わせていれば、この時点で改めて提示される金額はほぼ限界ギリギリの価格とみてよいでしょう。

それでももう一声が欲しいという場合は、自賠責・車検が残っているバイクであれば「廃車によって還付される予定の税金・保険費の受け取り権利」を買取業者に譲ることを持ちかけてみましょう。

車検・保険の残り期間によって金額は異なってきますが、こうした還付金は意外に馬鹿にできないものがあり、査定スタッフの面子を潰さずに済む有効な交渉カードになります。

バイク買取業者も商売であり、査定スタッフも上限金額を超えた買取金額で成約してしまった場合、上司から叱責される可能性も十分あり得ます。

そうした場合に備え、後々分割で返ってくる還付金の権利を業者側に譲ることにより、前倒しでまとめて受け取ることができる上、査定スタッフも面子も潰さずに済みます。

経験上、2万円以内の上乗せ希望であれば応じてくれる可能性は非常に高いため、あと一声が欲しい場合に備えて覚えておくと良いでしょう。

査定額の交渉は物怖じせずに自分の意思を明確に!

これまで紹介したメンテナンスや洗車を行ってきたあなたの愛車は、プロであるバイク買取業者の目から見ても十分商品としての価値が分かる状態になっていると思います。

それでも「中古バイク」という商品の特性上、マイナス評価となる材料は多少なりとも存在する可能性もありますが、不当に安い金額を提示されることはまずないでしょう。

しかし、出来るだけ高値で売りたいとお考えなのであれば、あなたご自身の意思表示が何よりも大事です。希望条件については物怖じせず、しっかりと査定スタッフの目をみながら明確に意思表示しましょう。

希望に合わないのであれば売らない、この金額であれば売ってもよい、という意思表示を明確にすることにより、対等な立場を維持しながら高値を引き出すことができます。

もし交渉に不安があるようであれば、ライバルとなる他の買取業者を同時刻に呼び買取価格を競争させる形で査定してもらうという方法もあります。この方法は100%その日に売るということが絶対条件になりますが、スピーディに最高値を引き出すことができる可能性も高いので時間がない場合や早く手放してしまいたい場合におすすめです。

バイクの売り方も様々ですが、一括査定サービスを上手に活用することにより、あなたにとって有利な条件で売却を行うことができます。

実際に買取査定に臨む前に、この記事を参考にシュミレーションしておくと、気持ち的に余裕も生まれて高価買取に繋がる交渉ができるようになるのではないでしょうか。あなたの愛車が1円でも高く売れることを願っています!

バイクを高く売りたい時は
無料一括査定がオススメ

私がSR400をバイク比較.comを利用して一括査定を申し込んだ時は、最初に一番高い金額を提示してくれた業者の価格よりも、40,000円も高い金額で成約となりました。バイク比較.comは利用者数50万人以上・59社と提携する日本で一番利用されている一括査定サイトで、29秒で高額査定会社を見つけてくれます。

>> バイク比較.comの一括査定

実績No.1に依頼したい時は
「バイク王」がオススメ

バイク王は日本で最も多いバイク買取実績を持つリーディングカンパニーです。どんなバイクでも24時間365日買取可能、50~125ccの値段が低くなりやすいバイクも積極的に買い取ってくれます。 出張査定も無料で対応してくれます。 > > バイク王の買取査定