バイクを洗うことは非常に重要!愛車を洗車して綺麗な状態に保とう!

工業製品であるバイクは、自動車同様に常に外気にさらされる乗り物です。

特に50ccの原付スクーターの場合、汚れが目立つようになっても洗車せずそのまま乗り続けてしまう方も見かけますが、これは決して良いことではありません。汚れの種類によっては金属・塗装箇所を酸化させ、劣化を招くなど様々な問題を引き起こします。

今回は、愛車を大事にするために必要な「洗車に関する問題」について解説します。

スクータータイプのバイクは洗車が本当に必要?

バイクという乗り物は、非常に多くの金属部品を組み合わせることで作られる乗り物です。

特にフロントフォークやエンジンなど、金属部分が露出している比率は自動車などとは比べ物にならない程多く、非常に汚れやすくなっています。

50ccの原付スクーターやビッグスクーターの場合、かなりの部分がカウリングによって覆われているため、一見すると軽く汚れを落とすだけでいいように思えます。

しかし、汚れにも様々な種類があり、中には樹脂・ゴムの劣化を著しく早める性質を持っていることもあり、こうした汚れを放置しておくとあなたの愛車はあっという間に劣化してしまいます。

また、洗車は単純に汚れを洗い落とすだけではなく、タイヤホイールやブレーキ周りなどの走行時の安全性に関わる箇所を仔細にチェックできる絶好の機会でもあります。

定期的に洗車を行うことにより、深刻なトラブルが発生する前にその起こりを発見することができ、トラブルを未然に防げるという大きなメリットもあります。

大切にしているバイクであれば、是非ともあなたご自身の手でしっかり洗車を行いましょう!

愛車についた汚れの種類は?汚れによって洗い方を変えよう!

バイクの具体的な洗車方法に関しては以下の記事でも紹介していますが、今回は「バイクに付着した汚れ」の種類についてお話します。

関連記事リンク:バイクの洗車の仕方

関連記事リンク:愛車の状態をしっかり把握することが高価買取への近道!

バイクに付着する汚れは、土埃・オイル汚れ・飲み物・鳥のフンといったものが代表的なものですが、中でも鳥のフンは酸性であることが非常に多く、バイクの外観に多大なダメージを与えるもののひとつです。

以下、汚れの種類に関する適切な洗い方・落とし方を解説します。

汚れの種類その① 泥はねや雨天走行などの”水”に起因する汚れ

数あるバイクの汚れのうち、もっとも多い汚れは泥や砂・または雨による”水”に由来した汚れです。分かりやすい例で言えば、オフロード走行で飛び散った泥はね、雨天時の水たまりなどからの飛沫で車体が汚れるといったものでしょうか。

こうした汚れの場合、必ず「たっぷりの水を使って洗い落とすこと」が重要です。現在の居宅がマンションで思うように水道が使えないなど、諸般の理由によって水を使わない派の方もおられますが、激オチ君などで一拭き…と考えてはいけません。

水由来の汚れは泥や砂などの異物が含まれ、こうした処理の仕方をするとサンドペーパー同様の研磨力を発揮し、「ジャリッ」という嫌な手応えと共に、あなたの大切な愛車にキズをつけてしまいます。

水道が使えないという方も、こうした水由来の汚れを落とす場合はコイン洗車場は行き着けのガソリンスタンドに相談するなどして、「水の汚れは水で洗い流す」ことを徹底しましょう。

汚れの種類その② オイル汚れ

チェーンルブや交換した後のエンジンオイル、場合によっては事故現場に飛び散っていたオイル溜まりを通過することにより、バイクがオイルで汚れてしまうケースがあります。

オイル汚れは文字通り「油分に由来する汚れ」なので、これを適切に洗い落とすには同じ油分で浮かすことが効果的です。ケミカルでは防錆潤滑剤の「KURE(クレ)5-56」などがおすすめですが、もっとも安く使えるのは皆さんもおなじみの「灯油」です。

作業場所は特に火気に注意した上で、古タオルなどに含ませるか少量をコップなどに入れ、歯ブラシなど柔らかいブラシ類を浸したものでゴシゴシ落としていきます。

綺麗に仕上げたい場合は、パーツクリーナーで仕上げの磨きを軽く行い、中性洗剤またはバイク用シャンプーを使用して洗車し、たっぷりの水を使って濯ぐことが重要です。濯いだ後は手早く水分を拭き上げ、水アカなどの原因を残さないようにすればOKです。

汚れの種類その③ 飲み物などの糖分・塩分を含んだ汚れ

ツーリング仲間と休憩のため、コンビニで停車して一休み…。

ライダーの方なら、一度は経験するお約束のひとコマですが、うっかり飲み物をバイクにこぼしてしまうこともあると思います。こうした飲み物に由来する汚れの場合も、落とし方の基本は「水洗い」です。

飲み物による汚れの場合は、普通の水汚れとは異なり糖分(炭酸系飲料など)または塩分(スポーツドリンクなど)を含むものが大多数です。糖分を含む汚れは、時間が経過すると非常に強固で粘着質なものへ変わり、アルカリ性によって金属類を腐食してしまいます。

塩分は皆様もご存知の通りサビの主原因ですので割愛しますが、どちらも多くの金属パーツで構成されているバイクにとっては大敵と言えます。こうした飲み物による汚れは、できるだけ早急に水を使って洗い落とし、しっかりと拭き上げてケアしておきましょう。

帰宅が夜間でおおっぴらに洗車するのは…という場合は、洗面器などで汲んだ水道水でも十分ですので、当日中に洗い落としておくことをおすすめいたします。

汚れの種類その④ 鳥のフンや野良犬の排泄物などによる汚れ

バイクを屋外に駐車されている方の場合、雀や鳩による糞害または野良犬などによって催されてしまうこともしばしばあります。犬猫の排泄物による汚れは嫌な臭いを発しますし、鳥のフンは見た目からして非常に汚らしく映りますが、それ以上に怖いのは「酸性」である点です。

鳥類には歯というものが生えていないため、口から入った食物は強力な胃酸で消化して排泄します。その排泄物は皆さんもご存知のように固形が殆どないほど消化されており、いかに鳥類の胃酸が強力であるかを雄弁に物語っています。

また、犬猫の排泄物の場合はさらに塩分・糖分といったものが含まれており、酸性で被膜が弱ったところに塩分による腐食という強力なコンボ性能を秘めています。

こうした動物の排泄物由来の汚れは、あなたの大切な愛車に深刻な被害をもたらす元凶となりますので、発見次第早急に洗い落とす必要があります。

おすすめは、バイクの収納スペースにオイルライター用オイルと小さくカットしたウエスを積載しておき、その揮発性の高い油分を使って洗い落とす方法です。この方法であれば、水道がない場所でも僅かな手間で洗い落とすことができ、水によるすすぎは500mlのミネラルウォーターでも十分事足ります。

すすぎもウエスに水を含ませた程度でも十分なので、火気に気をつけながら手早くケアしてしまいましょう。ただし、炎天下の下で長時間駐車される方の場合、オイルを積載しっ放しでは車両火災の原因にもなりますので、十分な注意が必要です。

洗車後のワックスがけは行うべき?ワックスがけの基本を紹介

あなたの大切なバイクを輝かせる方法として、ワックスがけは非常に有効な手段です。ワックスによる油膜は塗装をコーティングし、軽度な汚れであれば付着による劣化を抑える効果も期待できます。

しかし、ワックスもかけ方を間違えると却ってバイクにとっては良くない影響を及ぼすため、正しい方法でワックスがけを行いましょう。

ワックスというものは「洗車」を前提にした製品ですので、必ず洗車した上で実施します。しっかりと汚れをバイク用シャンプーや中性洗剤で洗い落とし、セーム革を使用してしっかり拭き上げます。僅かな水滴程度まで拭ければ下準備はOKです。

自動車用であれば固形ワックスが定番ですが、バイクの場合はワコーズなどから販売されている液状の「シェイクワックス」がおすすめです。これらの液状ワックスを柔らかいスポンジに少量取り、力を入れすぎないようにワックスがけしていきます。

ワックスがけの方法ですが、円を描く方法と直線的にかけていく方法とに分かれますが、実際のところ両者の差はありませんので、お好きな方法でかけ残しがないよう丹念に行いましょう。

ワックスをかけた後は少し時間を置き、水分の拭き残しとワックスの両方が乾いてくるのを待ちます。かけた箇所が白くなれば乾燥時間は十分ですので、古タオルを使用してワックスと水分を拭き取る作業に移ります。

ワックスの拭き取りに古タオルをおすすめする理由は、繊維の適度な荒さによって拭き残しがなくなるというメリットがあるためです。拭き上げはあてた古タオルの手応えが軽くなるまでを目安とし、水分を含んだタオルの箇所を変えながら全体を磨いて完了です。

より美しく仕上げたい方は、もう一度ワックスがけを行う「二度がけ」を行うのもよいでしょう。

ワックスはかけていい箇所・ダメな箇所がある!しっかり理解して実践しよう!

以上がワックスがけの方法ですが、ワックスにはかけていい場所・悪い場所が存在します。「ワックスをかけてもよい箇所」は、ガソリンタンク・カウリングなどの「塗装処理が行われている部分」で、「ワックスをかけてはいけない箇所」は「つや消し処理が施されている部分」です。

ワックスとは元々「カラーリングを映えさせるためのケミカル」ですので、ヘッドライトや樹脂製パーツといったつや消し処理が施されている箇所には逆効果です。

むしろツヤツヤしている状態では経年による劣化に見えることもある上、隙間にワックスが入り込んでしまうと白いカスが見える状態となり、見た目的にもよくありません。

また、こうした隙間に入ってしまうと除去は非常に面倒ですので、こういった箇所にはワックスがけしないことが基本と言えます。

洗車によってバイクは劇的に変化!正しいケアで愛車を美しく保とう!

今回は「バイクの美観を保つ上での洗車」について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?ライダーにとってバイクは、あなた自身の人柄を映し出す分身とも言える存在です。

洗車・ワックスがけなどによって本来の美しさを保ち、自分の相棒として誇れる美観をキープしていきましょう!

バイクを高く売りたい時は
無料一括査定がオススメ

私がSR400をバイク比較.comを利用して一括査定を申し込んだ時は、最初に一番高い金額を提示してくれた業者の価格よりも、40,000円も高い金額で成約となりました。バイク比較.comは利用者数50万人以上・59社と提携する日本で一番利用されている一括査定サイトで、29秒で高額査定会社を見つけてくれます。

>> バイク比較.comの一括査定

実績No.1に依頼したい時は
「バイク王」がオススメ

バイク王は日本で最も多いバイク買取実績を持つリーディングカンパニーです。どんなバイクでも24時間365日買取可能、50~125ccの値段が低くなりやすいバイクも積極的に買い取ってくれます。 出張査定も無料で対応してくれます。 > > バイク王の買取査定