カスタムバイクの場合は純正パーツの有無を確認しよう

カスタムバイクの売却は純正パーツがキモ?その理由とは?

もしあなたが所有しているバイクがカスタム車両であった場合、純正パーツの有り無しで査定評価額は大きく変化します。

カスタム車であっても純正パーツを揃えておくことにより、純粋に社外パーツをプラス査定の材料として評価してもらえるようになり、フルノーマル車よりも高額買取となるケースもあります。

今回は、バイクを高値で売るために必要な「純正パーツ(ノーマルパーツ)の有無」が買取査定に及ぼす影響について解説します。

ノーマルパーツの有無は非常に大きな査定ポイント!

ビシッ!と一流メーカー製のカスタムパーツで統一したバイクは、バイクを知らない一般の方が見ても非常に格好良く映りますが、バイクの買取業者によってその評価は大きく分かれます。

これは中古バイク買取業者の営業スタイルによるもので、一般的な業者は買い取ったバイクをなるべく早いサイクルで再販売し、それによって利益を上げることを経営の柱にしています。

人気の高い旧車のレストア車両など一部の例外はありますが、総じてユーザーにとって当たり障りのない「ノーマル車両」の方が早く売れる傾向にあルため、自然とカスタム車よりもノーマル車を高く評価する傾向があります。

一例として初代ニンジャ「カワサキ GPZ900R」を挙げると、海外メーカーの「Devil(デビル)」製マフラーなどは10万円を超える人気の高いマフラーとなっているものの、純正マフラーが付属しない車両の場合は査定評価でマイナスがついてしまったケースがあります。

もちろん、こうしたカスタムバイクの場合は理解のある買取業者に依頼することが一番ですが、それも車種次第ということは否定できません。

これまで大事にしてきたあなたの愛車を高く評価してもらうためにも、できるだけ取り外してある純正パーツがあれば用意した上で査定に臨むことをおすすめします。

なるべく用意しておきたい純正パーツを紹介

バイクは経年によって劣化していく箇所がクルマよりも多く、サビ・キズなどの影響で純正パーツから社外パーツへ交換するなど、様々な事情で純正パーツを取り外す機会があります。

カスタムはノーマルパーツでは得られなかった乗った時のフィーリングのために交換する場合が多いですが、ビジュアル性の向上を狙って行う場合もあります。

こうした社外キット装着によって外した純正パーツは、いずれも査定評価額に直結する重要な要因になります。

以下に紹介するパーツはその最たる例なので、保管している場合は査定前に準備しておきましょう。

評価額が上がる純正パーツその①・マフラー&チャンバー

バイク・自動車のカスタムにおいて、もっとも市民権を得ているパーツが「マフラー・チャンバー」です。

純正マフラーでは楽しめなかった迫力あるエキゾースト音や、吹け上がりの良さによってもたらされるパフォーマンスの向上、レーシーな外観など定番中の定番とも言えるカスタムです。

こちらはマフラー交換による音質・出力特性の変化、またはビジュアル性の好みが大きく分かれることが査定評価額を下げる理由となりますので、純正マフラーの有無は評価の明暗を分ける最重要ポイント。

中古車として購入した場合の欠品は仕方ありませんが、もし純正マフラーが手元に残っているようであれば、多少の劣化を伴っていたとしても準備しておきたいところです。

評価額が上がる純正パーツその②・純正フェンダー

ネイキッドやストリートファイターの定番カスタムとして、社外メーカー品の「フェンダーレスキット」を組み込むことも定番カスタムのひとつです。

こちらはスリムで引き締まったリアビューとなるため、スタイルを重視する両ジャンルにおける定番ではありますが、雨天時の泥はねなど実用性の問題で低評価となってしまうこともあります。

これを避けるにはできるだけ前後ともに純正品のフェンダーを用意しましょう。旧車の場合は純正パーツ自体が少ないためそもそも持っていないということもありますが、外観上の評価を大きく左右する重要ポイントのひとつですので、状況に合わせて準備しておきましょう。

評価額が上がる純正パーツその③・純正サスペンション

こちらはフルカウルスポーツやストリートファイターに多いカスタム箇所ですが、純正サスペンション(またはリアショック)装着時の乗り味を変えるカスタム手法。

サスセッティングがピタリと合えば、オーナーにとっては非常に快適な乗り心地となるのですが、体格・体重によってかなり個人差が大きいカスタムであるため、純正サスペンションの欠品は低評価となってしまいます。

社外サスペンションは「Ohlins(オーリンズ)」など高価なブランド製品が多いので、純正サスペンションを用意しておくことで、カスタムパーツとして高く評価されます。

マフラー以上に純正パーツの有無による価格差が大きいので、もし純正サスがない場合は個人売買などで純正サスを安く購入しておき、査定に備えることも視野に入れておきましょう。

評価額が上がる純正パーツその④・純正カウル

古い年式のレーサーレプリカやツアラー、スーパースポーツなどに多いのが「社外品カウルへの換装」です。

車種によってはすでに純正カウル自体が入手できないことも多いため、こうした社外品カウルでそれをカバーしているオーナーも多く、このジャンルにおける定番中の定番と言えます。

F3仕様や片目フォグランプなど、非常にレーシーでスタイリッシュに仕上げられるカスタム手法ですが、こちらも買取業者からの評価は大きく分かれてしまうカスタムです。

もしお手元に純正カウルがあるようであれば、割れ・欠け・色褪せなどがあったとしても必ず用意しておきましょう。買取業者によってはメーカー並の再生技術を持つメカニックを抱えているところもあり、そうした業者であればこのような状態でも評価してもらえる可能性が出てきます。

メーター交換車は特に注意!交換前のメーターで査定評価が激変!

今でこそフル液晶型のメーターを採用したバイクが主流となっていますが、90年代後半まではアナログ式のメーターが主流となっており、雨や長期放置などの理由でメーターが故障するケースも多々ありました。

こうしたアナログ式メーターは構造上、意外にシンプルな作りとなっているので修理は簡単ですが、解体屋などで更に気に入った車種のメーターに付け替えるカスタムも流行った時期があります。

初期型の「カワサキ ゼファー400」や「バリオス」はその典型的な例で、個人売買などで入手した車両は純正メーターから換装されている車体も多々あります。

実際問題として、オーバースピードによって反則切符と罰金のペナルティを科せられるよりは遥かにマシなのですが、こうしたメーター交換はバイク買取業者にとっては「走行距離偽装車」という評価を下される材料のひとつです。

もしあなたが所有するバイクがメーター交換車であれば、不動状態であったとしても交換前のメーターを手元に用意しておきましょう。

交換前の走行距離と現在の愛車の走行距離を合わせ、現状相応のコンディションであることが確認できた場合は、こうしたマイナス評価を限界まで抑える補強材料になります。

ただし、いくら交換前のメーターが手元にないからと言って、オークションなどで無関係のメーターを買うことはNGです!

買取査定スタッフは何百台と同じバイクを見てきたプロですので、そうした小細工で実状態を欺こうとした場合、何もしなかった場合よりも低評価となる可能性は極めて高いです。

交換前のメーターがあれば用意し、なければそのままの状態で素直に事情を説明し、少しでもマイナス評価を抑えるように努めましょう。

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