業者オークションとは?
バイクオークションにはいわゆる会員制のオークションというものが存在します。
勿論個人でも加入することは可能ですが、容易に参加することは難しく、会費の支払いや古物商取り扱いの資格が必要となります。
業者オークションの最大の特徴としては、何と言っても流通しているバイクの台数の多さです。
一般的に一度のオークションで1,000台以上のバイクが出品されて売買されています。しかも業者や会場によって開催頻度は違うもののほぼ毎週開催しているのです。
もちろん業者・開催回によって出品台数などはバラバラですが、個人のバイク屋さんから大手のバイクショップまで幅広く業者オークションを利用しています。
インターネットが広く普及してからはネットで参加も可能なので、いちいち会場まで足を運ばなくてもバイクの買い付け・販売をしている方も多いです。
参加条件について
さて、その業者オークションの気になる参加・入会方法ですが、冒頭でも軽く触れたとおり、誰でも気軽に参加できるサービスではありません。
業者によって入会条件は少し違いますが、二輪販売や四輪販売の経験を積んでいたり、法人でなければいけなかったり、初期費用の支払い・必要書類の記載、業種による審査が必要になってきます。
そのため自分の持っているバイクを売りたいくらいの理由ではまず参加は難しいと思ってください。あくまでバイク・車の販売を生業としている業者向けのサービスなのです。業者オークションと呼ばれているのはそのためです。
業者オークションの種類
業者オークションにもいくつか種類があるのですが、主要業者オークションとしてJBAやBDSが挙げられます。
JBAは、Japan Bike Auctionの頭文字を取ったサービス名で、会社名もこちらの名前となっています。日本自転車文化協会(JBA)も存在していますが、全く関係ありません。
日本の三大港町である神戸と横浜に会場を構えていて、出品バイクの検査には追随を許さない体制をとっているのが大きな特徴です。独自の検査評価基準を設け1台を外観、機能、総合と3名で分担して公平中立に検査をしています。
検査機能については業界唯一の走行テストを実施することによりさらに検査精度を高め、過去5年間でクレームは1%未満と驚愕のクレーム率です。2つの会場とも毎週オークションを開催していて、一回の出品台数は1,000台〜1,500台となっています。(実績参照)
取り扱い車種も幅広く、国産車から輸入車まで出品しています。また、海外展開にも力を入れている業者です。
次にBDSですが、こちらはBike Data Serviceの頭文字を取っています。BDSもサービス名がそのまま会社名になっています。
オークション会場は・千葉・大阪の堺市・九州の3カ所を拠点にしていて、3会場合算で毎週2,500台ものバイクを出品しています。(実績参照)
ジュピターⅡなどのインターネットでのオークションサービスも充実しており、その成約率はなんと90%以上を記録しています。
車体オークションの他にも部品取りを前提とした蚤の市オークション、バイクパーツやバイク用品に特化したサイバーオークションなども併せて開催していて、バイク好きにはたまらないイベントが盛りだくさんです。
また、バイクオークションを軸に他の事業展開も広く行っており、幅広く二輪業界に貢献している業者です。
業者オークションの会費はどれくらい?
JBA・BDSの会費については以下にまとめましたので参考までにご覧ください。
JBA
【初期費用】
・入会金:31,500円
・保証金:100,000円
・収入印紙:4,000円
→合計:135,500円
【ランニングコスト】
・現車会員:4,800円(税別)
・WEB会員:7,800円(税別)
※WEB会員は毎年3月・9月にシステムサポート費12,000円(税別)支払いアリ
BDS (会員別費用)
【A〜E現車会員】
・入会金:1,000,000円(A会員)、500,000円(B会員)、200,000円(C会員)、50,000円(E会員)
・月額:3,000円
・保証金:100,000円
・収入印紙:4,000円
→合計:1,107,000円(A会員)、607,000円(B会員)、307,000円(C会員)、157,000円(E会員)
【G会員】
・登録料:10,000円
・月額:3,000円
・保証金:30,000円
・収入印紙:4,000円
→合計:47,000円
【費用(ジュピターⅡ)※インターネット会員】
【Aプラン】
・登録料:80,000円
・月額:5,000円
・落札手数料:0円
【Bプラン】
・登録料:0円
・月額:8,000円
・落札手数料:0円
【つど払いプラン】
・登録料:10,000円
・月額:0円
・落札手数料:3,000円/1台(定例オークション)、2,000円/1台(蚤の市オークション)、1,000円/1台(サイバーオークション)
まとめ
業者オークションについて少しはお分かりいただけましたか?
やはり個人でバイクを売ると考えた時にまず会費がかかる時点で、バイク販売をビジネス展開する意思がなければ入会する必要はないサービスといえるでしょう。
ただし、入会しなくても既に会員の法人が代理で出品してくれる業者オークション代行サービスを行う業者も存在しているので、個人で参加したい場合はその線で検討することは可能です。
業者オークションは公正な値段で取引されていることが前提なので、個人バイクショップや大手バイクショップに販売するよりも高く売れるケースが多いです。(が、代行業者にマージンは抜かれるのでそのマージンの割合で手取りで残る金額は違います。)
また、バイク好きにはたまらないのが業者オークションなので、もし知り合いに入会者がいれば同行してみると楽しめますよ。
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